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各国の事情 [ドイツ]

 授業2週目から、イスラエルとパレスチナの男性ジャーナリストが、ドイツ語の研修に来た。一応仲良くしているようだ。
 休み時間の何気ない会話が、結構おもしろい。食べ物の話になり、イスラエル人が、ドイツのアボガドは、高くてまずいという。すると、ポーランド人は、一度ポーランドで食べたことがあるが、別に二度と口にしたいと思わないと。すると、イスラエル人は、自分たちは、アボガドで育ったんだと。
 プライヴェートなパーティー事情について、日本的にいうと、所謂宴会だと思うが、イランは本当に禁酒の国で、すぐに警察が来るそうだ。でも、たんまりお金を払えば、見逃してくれると。公共のホテルもアルコールご法度だそうだ。パレスチナでは、6都市でのみ、アルコールが売られており、ホテルでは提供しているとのこと。
 ポーランドの大学のある都市では、年度末の6月から、新年度が始まる10月までの間、持ち回りで、毎週どこかの大学で、パーティーが開かれるそうだ。勿論学生は無料。(G)
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バイロイトの町で [ドイツ]

 今年は、Wagner生誕200年だけでなく、バイロイトでは、小説家Jean Paul の生誕250年記念の年でもあり、書店、図書館などでは、大きく取り上げられている。
 一年間様々なプログラムに併記されていた、Da steckt Wagner drin! のキャッチコピーも、そろそろ役目を終えたかと思っていたら、突然、骨董品のお店に旗が立った。一番ピッタリくるシチュエーションではないかと、微笑ましい。
 インフォメーションセンターの前のベンチにワーグナーが座っており、一緒に写真を撮ることができる。先日までベンチの左側に、ワーグナーの愛犬も鎮座していたのだが、鎖だけが残り、犬が居なくなった。盗まれたのかと思いきや、建物内部のチケット売り場の前に移されていた。何かいたずらでもされたのだろうか。ワーグナーの隣に座り、写真を撮っている人を、まだ見たことがない。(G)
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Die Feen新聞批評 [ドイツ語]

 また図書館でKurierを見てきた。バイロイトの新聞は、やはりバイロイトで、初めて初期三部作を上演する意味にこだわる。ライプチヒはワーグナーの生まれた場所なので、共同制作のパートナーとして選ばれたことに、違和感はない。でも筆者は、会場が体育館で、演出付きの上演が不可能と決まった時点で、企画は不適格ではなかったかと言う。妖精は、ライトモティーフがまだ無く、後の作品をほのめかす要素が隠されていて、内容を理解するのが難しいと。
 祝祭劇場では、字幕は技術的にも困難で、元々ワーグナーが、舞台に集中して欲しいという考えで、採用されない。でも、滅多に上演されない、しかも演奏会形式の妖精に、歌詞があってもいいじゃないかと。他の2作品ほど、ハッキリした批評はないが、再演があるかどうかと言いつつ、興味はすでに、2週間後のバイロイト音楽祭に向いているようだ。(G)
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