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開幕近づく [ドイツ]

 週が改まって、町の中心にワーグナーの赤い旗が沢山立った。昨年から見覚えのあるデザインなので、もう使い古されてしまったのかと思ったら、これからが出番だった。市役所の歩道には、Wマークが沢山印刷されている。インフォメーションセンターの前に、犬も戻ってきた。
 火曜日には、祝祭劇場の周囲に、沢山の小さなワーグナーの像が置かれた。ちょうど設置中で、トラックから、一体ずつ運び出し、ヴァルハララウンジの方まで、担いでいく。暑い中、ご苦労様です。
 陶磁器工場のワルキューレでは、今年は特別に、ワーグナーに関係したデザインのカップなど、作っている。(G)
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Wagnerと愛犬Russ
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Liebesverbot 恋はご法度―Oberfrankenhalle [オペラ(海外)]

 オーバーフランケンハレの最後の演目、三回目のLiebesverbotの公演を見た。指揮はトリンクス。序曲が始まると、すぐさま前日のティーレマンの音楽がよみがえり、彼だったら、ここはもっと歌うだろうろか、もっと躍動的にリズムだろうとか、弦楽器にがさがさ弾かせはしないだろうとか、頭の中で、ティーレマンの音を勝手に想像しながら聴いた。円熟期を迎えたティーレマンと、将来有望とされている若い指揮者と、比べる意味はないが、あれだけオケとコーラスがずれると、誰のせいなのか、追及したくもなる。
 休憩後の方が、音楽が生き生きしてきて、難しい重唱とは、かなり練習したのだと強調するかのように、自信をもって、邁進していた。
 席は前日より舞台に近く、オケの音が大きく聞こえ、歌をかきけすこともあった。ティーレマンは、絶対に歌を消すこともなく、歌いずらいところを、音楽を優先させ、歌詞を疎かにするようなことは無い。
 この作品を、オペレッタとして見るなら、皮肉を込めた筋書きや、隙間なく敷き詰められ、紡ぎまた出される音楽も、隅々までとても充実していて、素晴らしいと思う。初期三部作は、ワーグナーが作曲したと知らなければ、かなり感動する音楽だと思う。でも本人が祝祭劇場での上演を禁止した心の内も想像できる。たどり着くところは、ワーグナーの音楽は素晴らしいということ。(G)
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宿に戻ると、ジャズフェスティバルも最高潮、奥さんに促され、外で食事した。
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