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Liebesverbot 恋はご法度―Oberfrankenhalle [オペラ(海外)]

 オーバーフランケンハレの最後の演目、三回目のLiebesverbotの公演を見た。指揮はトリンクス。序曲が始まると、すぐさま前日のティーレマンの音楽がよみがえり、彼だったら、ここはもっと歌うだろうろか、もっと躍動的にリズムだろうとか、弦楽器にがさがさ弾かせはしないだろうとか、頭の中で、ティーレマンの音を勝手に想像しながら聴いた。円熟期を迎えたティーレマンと、将来有望とされている若い指揮者と、比べる意味はないが、あれだけオケとコーラスがずれると、誰のせいなのか、追及したくもなる。
 休憩後の方が、音楽が生き生きしてきて、難しい重唱とは、かなり練習したのだと強調するかのように、自信をもって、邁進していた。
 席は前日より舞台に近く、オケの音が大きく聞こえ、歌をかきけすこともあった。ティーレマンは、絶対に歌を消すこともなく、歌いずらいところを、音楽を優先させ、歌詞を疎かにするようなことは無い。
 この作品を、オペレッタとして見るなら、皮肉を込めた筋書きや、隙間なく敷き詰められ、紡ぎまた出される音楽も、隅々までとても充実していて、素晴らしいと思う。初期三部作は、ワーグナーが作曲したと知らなければ、かなり感動する音楽だと思う。でも本人が祝祭劇場での上演を禁止した心の内も想像できる。たどり着くところは、ワーグナーの音楽は素晴らしいということ。(G)
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宿に戻ると、ジャズフェスティバルも最高潮、奥さんに促され、外で食事した。
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