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Rienzi ティーレマン ーオーバーフランケンハレ [オペラ(海外)]

 最終回のリエンチ公演を聞いた。シルマーの妖精と比べてよいものかどうか、ティーレマンのRienzi は、数段素晴らしかった。席はほとんど同じ、周囲の体育館観覧席だが、オケピットのような音に聞こえ、絶対に歌を邪魔しない。急いでいない軽快さが、他に類が無いと思う。ピット両端で、音がずれて聞こえることも無かった。休憩時間に、オケピットを見に行ったら、体育館平面に、1m高さ位の囲いをつくり、中は普通のオケのステージと同じくらい、十分な広さだった。
 ティーレマンは、音に対する要求が、ものすごくハッキリしていて、一つの音が生まれて消えるまで、スコア上の全ての音を思うがままに支配し、ミスマッチながら、日本語では、音に"君臨"しているという重みがある。自分はアマチュアだが、オケ側の立場としても、細かく音のイメージをコントロールしてくる指揮者にたまに出合うと、目から鱗が、、、という経験することがある。一度、ティーレマンが、ベルリンで、音大生のプラ1を指導する公開練習を見たが、ほとんど、魔術のように、一瞬の間を教えるだけで、ティーレマンの音になった。でも、ティーレマンは、やはりワーグナーの表現力が特に違うと感じる。今絶好調のティーレマンの指揮で、全曲聴いてみたいものだ。現時点では、無条件に、ティーレマンのワーグナーの虜になっている。(G)
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