So-net無料ブログ作成

ドレスデン国立歌劇場ーヴァルキューレ ティーレマン指揮 [オペラ(海外)]

 この、とんがった迫力ある音がドレスデンの音だ。ゲヴァントハウスは、下から上がってきたオケの音は互いにじゃませず、一つの面のような、まとまりのある安定した音になる。一方、ゼンパーオパーは、天井が高い大きな空間に、楽器ごとに音が独立して聞こえ、下からつき上げるように力強く音を主張する。
 自然な流れの演奏を聞いた直後なので、ティーレマンがどれ程細密にに音づくりをしているか、強く感じた。イメージする音楽のために、一音一音の長さや間を0,1秒単位かそれ以上の細かな揺れで表現できる天才だと思う。実は自分はティーレマンのバイロイトリングを聴いていないので、リング初体験ということになる。バレンボイムのppも感動するが、ティーレマンを聴いて驚くのは、同じ楽譜から、指揮者に比重をくわえられた音符が、思いがけない音のバランスを呈して、初めて耳にするような美しい旋律が突然姿を現したりすることだ。ワーグナーのスコアには、まだまだ秘密が潜んでいるようだ。
Musikalische Leitung Christian Thielemann (23.02.2016)
Inszenierung Willy Decker
Siegmund Cristopher Ventris
Hunding Georg Zeppenfeld
Wotan Markus Marquardt
Sieglinde Petra Lang
Brünnhilde Nina Stemme
Fricka Christa Mayer
Helmwige Christiane Kohl
Gerhilde Sonja Mühleck
Ortlinde Irmgard Vilsmaier
Waltraute Christina Bock
Siegrune Julia Rutigliano
Roßweiße Simone Schröder
Grimgerde Constance Heller
Schwertleite Nadine Weissmann

 2004.12.1.に同じ舞台を、Kirill Petrenkoの指揮で聴いている。この頃はまだブログをやっていなかった。ベルリンのコミッシェで、当時振っていたペトレンコのヴァルキューレを是非聴いてみたいとやってきたのだが、この直前、ベルリンで、バレンボイムのヴァルキューレを聴いて、ppに感動したばかりだったので、まだ若いペトレンコが、ドレスデンで遠慮がちにというか、オケがあまりついてきてくれなかったという印象が残っている。
その時の配役
Siegmund Johan Treleven
Hunding Kurt Rydl
Wotan Alan Titus
Sieglinde Evelyn Herlizius
Brünnhilde Luana DeVol
Fricka Birgit Remmert
Helmwige Brigit Fandrey
Gerhilde Sabine Brohm
Ortlinde Andrea Ihle
Waltraute Irmgard Vilsmaier
Siegrune Angel Liebold
Roßweiße Elisabeth Wilke
Grimgerde Annette Jahns
Schwertleite Christa Mayer
DSC00995.JPG
nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 3

takeuchi

いつも読ませていただいています。

この日、同じような旅程をたどっているようです。
私は23日の朝、ベルリンからドレスデンに移動し、このワルキューレを見ています。ティーレマンのワーグナーは初体験で(ゼンパーは2回め)、非常に興味深い演奏だと思いました。次の日は朝にプラハに電車で移動し、夜にインキネンとプラハ響の公演を聴きました。

偶然にしても不思議な感覚ですね。
by takeuchi (2016-03-18 20:06) 

Gruen

Takeuchi様、コメントどうもありがとうございます。なんだか同志のようなご縁を感じます。
私は夜のインキネンのチケット購入に失敗したことで、こういう結果になりました。
by Gruen (2016-03-20 00:02) 

michelangelo

はじめまして。

一度も訪問したことのない、バイロイト音楽祭を検索しておりましたら、貴ブログに辿り着きました。過去のブログ記事を遡って、拝読したいと思います。

私は初めてのドレスデン旅行となり、23日のワルキューレを鑑賞しましたが、日本人の御客様は周囲に1人もいらっしゃいませんでしたので緊張しました。

この時は、美声のヨハン・ボータ氏が体調を崩されていた為、拝聴出来ませんでしたが、クリスティアン・ティーレマン氏のワーグナーに感銘を受けました。今年11月のラインの黄金も楽しみです。

コメント投稿に失敗しましたと出てしまい、あれこれ試して、最後はブログのアドレスを外してみました。
by michelangelo (2016-07-01 17:06) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0