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2023夏ドイツへ [ドイツ]

 今年は特に燃料費の影響か航空券があまりに高く、シンガポール航空を使うことにした。チケット総額でルフトハンザやANAの約半額だが、成田発着な上、シンガポールまで6時間、乗り継ぎに4時間待ち、その後8時間掛かる。まあ急ぐ旅でなし、良しとした。十分寝られるというメリットがあるかもしれない。
 チャンギ国際空港では、街に出る時間もあったが、暑そうだし結局空港内に留まっていた。かなり大きく、徒歩では廻れず、ターミナル間の移動はスカイトレインという、ゆりかもめのような新交通を使う。もちろんタダなので、子供連れの若いお母さんが、何度も往復していた。
 飲食店も豊富で、市内に出ずともホーカーズらしきものもあるが、予め入り口の自販機で決めなければならず、店を巡って見て選ぶ楽しみが無い感じだ。値段も高い。
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BDLO2023 初日 [ドイツ]

 宿舎に4時前に着いて、チェックインしてから夕食、その後6時から22時まで、1回目の全体練習があった。曲はブルックナー8番、指揮者は、Prof.Josef Stolz。作曲をし、チェンバロを弾き、前回2019年チャイ5の時には、BDLOの見学に見えており、由緒あるらしいチャペルで、一般人対象に講演があり、地元の人や観光客も来て、独、伊、英 3ヶ国語で話し、パイプオルガンを演奏してくれた。
 今年の第一印象は、指揮者のウィーン言葉がよく聞き取れない。一人で受けて高笑いしており、オケ人達はハイソのインテリさん方が多いので、何か苦笑いしているようだ。後でー周りのドイツ人に聞いたら、自分たちも分からないと言っていた。多分説明するような話では無かったのだろう。
 それでも、一応理解出来たことは、テンポが重くならないこと、停滞せず、前へ前へ行って欲しいこと。2楽章冒頭のチェロも、軽やかに、鐘の音のような感じと言われて、初めてイメージがつかめた。かと言ってテンポは決して早い訳ではない。注意しないと如何に重くなるかという教訓だ。
 焦ったのは、木管が不調で、どうやら、さらって来ていないらしいことだ、金管は素晴らしい。オケは対抗配置なので、金管とハープが遠いことはちょっと残念だが、Cbが近く、良い音で心地よい。
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食堂
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ハンメルブルクへ2023.5. [ドイツ]

 朝9:48Leipzig中央駅からMünchen 行きのICEに乗り、Banbergで下車、REに乗り換えSchweinfurtまで行き、次のREに乗り換え、予定より1時間早く13時Hammelburg に着いてしまった。
 2018年の初めての時は迎えのタクシーを遅めに予約して、ちょうどDBも遅れ、時間的にはちょうど良かった。今回は多分最後の参加になると思い、セミナーハウスまで歩いてみようと思っていた。
 ライプツィヒは寒かったが、ここの気温は21度快晴、マルクト広場には町の人やライダー、旅行者風の人が午後のひと時をゆっくり過ごしていた。
 私は往路の飛行機の冷房で、鼻風邪をひいてしまい、コロナには罹らなかったのに、今鼻をかんでいる状態だ。寒がりの私でもジェラートとコーヒーを注文して、1時間ほど留まった。
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山頂を目指して
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フランクフルト空港 [ドイツ]

 フランクフルト空港は、自分にとっては、チェックインか乗り継ぎに使う空港で、ここで降りたのは20年ぶりかもしれない。パスポートコントロールでは若い男性が、前の人にあれこれ質問しているのが見えたが、私のページを黙ってじっくり見て、ニコッとありがとうと言われただけだった。
 漠然と陸橋を渡って駅まで歩けば良いと記憶していたが、着いたのはターミナル2だった。ここは初めてだ。バスでターミナル1まで行き、中央駅まで行って、ICEに乗ることになる。バスが地上に着いたので、そのまま地下のSバーン中央駅まで行くことにした。そこで思い出した。20年前のこと。Sバーンの階段をスーツケースを持って降りられず、エレベーターを探しても結局無くてタクシーで行ったのだった。はじめての一人旅の時。
 今回は荷物も軽いので、階段を降りてSバーンを使った。
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ドバイ空港からフランクフルトへ [ドイツ]

 11時間飛行機に乗って、やっとドバイに着いた。乗り継ぎは簡単で、荷物検査も羽田と同じ要領だが、ただ海外では私はいつも靴を脱がされる。靴底の材質がいけないようだが、今回はただ脱いで自分の荷物の上に置くだけでよかった。海外で乗り継ぎのストレスがようやく改善される日が来たのか。
 エミレーツ航空のドバイからフランクフルトの機内で、2度の水難に遭遇した。CAさんが人に水をかけたり、前席のお客が床にこぼした水で荷物が濡れても、水だからそのうち乾くということか、あまり気にしない。濡れて不快に感じるのは、日本人或いは私だけなのだろうか。
 まずキッチンとトイレのある仕切りから2列目通路席で、ワゴンサービスの時、CAさんに水をかけられた。トレーに乗せて水をお客さんに渡すのだが、それがなぜか私の座席でこぼれた。角からズボンと腿まで濡れたのに、ただ謝るだけで何かしてくれる様子は無い。私は身動きの取れない状態なので、紙を早く持ってきて欲しいと言ったらトイレに駆け込んで、手拭きの束を渡して、あとで、毛布を持ってきて、敷いて座るように言われた。椅子は大丈夫だけれど、わたし自身が濡れたと言ったが、確かにズボンはしばらくして体温で乾いた。
 次に、あと2時間ほどで到着のころ、椅子の下のリュックサックを持ち上げると背中の部分がびしょびしょに濡れている。絨毯にはシミがあり前の人が水をこぼしたようだった。またやられた。今度は自分でトイレに紙を取りに行き水を吸わせた。中までは濡れていなかったが、床に置くときは防水面を下に置くと言うことを学んだ。そこで思い出したのは、羽田からの便から降りる時、立って待ってる間男性CAのキッチンの処理を見ていた。手際が良いことも怪しいこともあったが、1番驚いたのはお盆に溜まった水を床にぶちまけたことだ。へぇー機内ではお日様が照っていないのにと思ったが、外気の高いところで生活していると、水を蒸発するものだと言う習慣になるのだろうか。
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羽田からエミレーツ航空出発 [ドイツ]

 G7の直後だが、羽田は意外と空いていて、搭乗4時間前のチェックインから、最新式手荷物検査(スマートレーンというそうだが)で液体もタブレットなども、荷物から出さずに、まとめてチェックできる装置のおかげでスムーズだった。羽田に導入されつつあるという記事は読んでいたが、GWの長蛇の列も、このシステムで処理していたのだろうか。パスポートコントロールは、自動改札式になっており、パスポートを開いてカメラにかざし、人物検査は正面の鏡のカメラな行なう。2分ほどだった。通過すると、見慣れたブースがあり、スタンプが必要な人は押しますと係員が座っていた。
 羽田はANAとルフトハンザしか使ったことがないので、エミレーツ航空の搭乗口は目新しい風景だった。広々としており、子供の遊び場やゆったりしたビーチチェアのような椅子が並んでいる。しかしお店はほとんどない。
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ニュルンベルクにて [ドイツ]

 ローエングリンの翌日、重い荷物を持ち、例によって9ユーロチケットのバスを使って中央駅へ出て、9時過ぎの電車でニュルンベルクに向かった。帰りの飛行機の予定が二転三転した結果、土曜のフランクフルト便ではなく、日曜のミュンヘン便になったため、ニュルンベルクにもう1泊することになったのだ。
バイロイト~ニュルンベルク間
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 ホテルに荷物を置いた後、地下鉄でニュルンベルク空港に下見に行った。翌日朝ミュンヘンまでは飛行機ではなく、空港までLH手配のバスなので、停留所の場所確認である。空港にはLHの職員は駐在しておらず、合理化を徹底している。
ニュルンベルク地下鉄は無人運転
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 地下鉄で中央駅に戻って、市電でDokuzentrumへ初めて行ってみた。ナチ党の企んだ集会施設、議場などの跡地だが、殆どが未完成で終戦を迎え、今は広大な土地が残るばかりだ。広いので見学者はまばらに見えるが、フランスの高校生修学旅行、アメリカの団体客、オランダから車で来た夫婦などさすがに国際色豊かだ。
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ニュルンベルク交響楽団練習所
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ビール祭準備中
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街へ戻ってビール、ニュルンベルクを代表するTücherのビアホール
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ドイツでPCR検査顛末 [ドイツ]

 こちらドイツでも毎日20万人位の感染者が出ているようだが、テレビのニュースなどではほとんど触れられていない。街中でもマスクをしている人は全くいない。ただ、バスや電車に乗る時は、マスクをしていないといちいち注意されるぐらいだ。
 帰国が迫ってきて、日本の入国時のPCR検査を受けなければならなくなり、帰りの便が8/21(日)12時30分ミュンヘン発なので、ちょうど登場72時間前の今日13時前に受けてきた。
 そもそもバイロイトに着いた1週間前、街に出てtourist informationで検査場の地図を貰い、一番近い検査場で聞いてみたら、赤十字では、出国48時間前からしか受け付けないという。そこで次に、ロートマインセンターという商業施設に行き、出国時間をあえて言わずに、日本のPCR検査のプリントアウトした用紙を持参し、予約を希望する時間だけ言った。
 ここでは証明書は医者でななく、近くの薬局で書いてくれるので、検査前に一人40ユーロ支払い、支払い証明のカードを貰って検査へ行く。ネットで調べる限り、普通に医者で同様の条件のPCR検査をすると66.9ユーロかかる。医者と薬局では書類作成の値段が違うのではないだろうか、調べたわけではないが。
 検査後宿に帰ったら、午後2時にメールで返事が来た。勿論陰性。公演は4時からなので、今日のうちに、引き取って、その足で公演に行くことにした。
 薬局では皆がPCR検査の書類作成に慣れているわけではなく、我々の担当をした若者は一から調べてデータを打ち込んでいた。薬局にも専用のフォーマットがあるのに、日本専用の用紙に手書きで書き写す作業が余計なのだ。受け取ったとき、開演時間が迫っておりよく確認しなかったが、連れ合いの名前はかなり間違っており、検査時刻をPM/AM選ばず12:44と書いてあった。
 帰国時のSOSアプリへの登録はこの日本専用の証明書の写真をとりアップするのだ。幸い私は一発OKになったが、連れ合いはAM/PMの選択がないと却下された。幕間に劇場で作業したのだが、書類を書いたバイロイトの薬局も、日本でフォーマットをチェックする(多分)バイトの人も、どちらも相当いい加減と言えるだろう。連れ合いは同行家族は同じ条件で通ったとメールで訴えて、翌朝までにはクリアした。(写真参照、PMへの〇印は自分で書いて送り直した。)
 日本専用のフォーマットはまあ無意味だと実感した。
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Staffelbergへ [ドイツ]

 本日のローエングリンはチケットが無いので、ちょっとしたWanderungに出掛けた。例によって9ユーロチケットを使い、朝9時過ぎに電車1回乗り換えでBad Staffelsteinまで行く。ここはちょっとした温泉リゾートで、駅裏に大きなテルメがあるが、そこには行かず、駅前の閑静な住宅地を抜けてStaffelbergへ。平坦な土地なので、目的地は駅から見えている。
 小1時間で登頂、地元の人が犬の散歩に来ているくらいの道のりだ。頂上のビアガルテンに期待していたが、何と休み。こういう時にGoogleマップが力を発揮、「Biergarten」と入れるだけで、一番近い店を教えてくれる。と言っても、獣道みたいな草むらを下りて、村に着いても人っ子ひとりいない。大丈夫かと思ったら、ちょうど昼時の店だけは近所の人たちで一杯だった。
 飲み終わって駅までどう帰れば良いか聞くと、タクシーか歩きとのこと、結局3Kmのんびり駅に戻った。
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Bayern(白・青)ではなく、Franken(白・赤)の旗
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バイロイト友の会総会 [ドイツ]

 10時から、フェストシュピールハウスのシュタイゲンベルガーのレストランで開催された。出席者はカタリーナのほか、今回新演出のリングとトリスタンの演出家が来た。
 リングの第一チクルスで、既にヴァルキューレまで終わっていたので、その後の展開について演出家に質問が相次いだ。ジークリーンデがジークムントに出会った時点で、すでに妊娠しているではないか、とかあらすじに関わる質問が出たが、当然なことに演出家は答えたくなさそうであった。
 とにかく来場者は先のことを知りたがったが、演出家はそれはビールを飲んで語り合いましょうなど、はぐらかしていた。
 トリスタンのほうは、コロナの影響もあり、最低限の演出しかしていないと明言した。上演は今年は2回のみ、来年以降何か変更があるかどうかなど、先のことは全くわからないとの話だった。
 カタリーナは終始マスクをしていて、あまり発言は無かったが、とりあえず開催にこぎつけられたことを喜んでいた。

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ベルリンでコロナ検査 [ドイツ]

 スペインへ行く二日前の晩、スペインにはコロナの入国規制がある事に気づいた。日本のワクチン証明は有効だが、ワクチンアプリは認められていないらしい。日本でブースター接種完了後、紙の証明書もあった方が良いとは思ったが、ドイツ入国規制が全面解除になったため、アプリだけで良しと判断、もうすっかり忘れてしまっていた。
 EU外の人は、スペインのフォーマットに合ったワクチン接種証明をネット上で作成し、QRコードを獲得せねばならない。何度も間違って、出発前日朝の3時に完成した、そして、10時になるのを待ってPCR検査だ、と言っても出発前24時間を切っているので、迅速抗体検査に該当する。鼻から摂る検査を初めてやった。何故か旅行目的だと検査費用が安くなり、10ユーロ標準が、3ユーロになった。紙の書類もお願いしたら、ドイツ語と英語両方作ってくれた。
 フライトは朝9時。4時にタクシーを呼んだのに、彼女は毎度遅刻30分近く待たせて、タクシーの次の予約をキャンセせねばならなくなってしまった。
 降りてきた彼女に、ドライバーが、次はもう少し遅く予約してくれと言うと、もう、支払いしてありますよねといつも前払いを利用する。
 4:30のベルリン空港直通急行列車が一本キャンセルになり、予定より30分遅れブランデンブルク空港に着き、時間が無いので、係員に言ったら自分でお願いしろということで、手荷物チェックも割り込みさせてもらい、チェックイン始まる寸前に搭乗口に着いた。他の乗客の皆さん、気持ち良く順番を譲ってくれた。優先搭乗の料金は支払ってあるので、ほぼ待たずに搭乗した。
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ドレスデン市内散策 [ドイツ]

 オペラが始まるまでツヴィンガー宮殿をゆっくり歩いた。ツヴィンガー宮殿の美術館へ入るのは15年ぶり。絵画館、陶磁器館、科学数学館がセット券になっている。15年前は館内撮影厳禁で、それでも係員の居ないところで、皆撮影していた。私もやって見たら運悪く見つかり、当時はデジカメだったので、消しました、カメラと示したところ、係の女性が、そのカメラ(ソニー製品)は自分には分からないと言われた。現在撮影は問題無い。
 今回は磁器に興味があった。以前NHKでマイセンの磁器の歴史番組を見て、アウグスト2世のことが気になっていた。お抱えの磁器職人がマイセンのお城に幽閉され、命がけで白い磁器を完成し、次の代が白磁で微細な彫刻のようなフォルムを完成させた。すると、その次世代の後継者として選ばれた人は白い磁器に色彩を施したいと、アウグスト2世に進言した。2代目はアウグスト2世が馬に跨った巨大な像を白磁で作る筈だった。ミニチュアが美術館に残っている。アウグスト2世の磁器の動物園は有名だ。3代目の技術者も重用するのだが、必要以上に2代目の作品に色を加えないよう、指示したそうだ。
 壁に掛かっている、彩色された鳥たちは、写真撮影の一瞬の動作を捉えたようなデザインになっている。足で獲物を踏みつけていたり、枝を這う虫たちは、リアルすぎる。
 お向かいの王宮Grüne Gewölbe にもついでに入った。殆ど綺麗になっていたが、まだ修復中で、展示場所が離れている。展示品は良く覚えていた。別な場所で見た青い円形マントはやはり美しい。
 ちなみに、絵画館にあるはずの修復されたフェルメール「手紙を読む女」は、日本を手始めにずっと貸出中で、コピーが1枚貼ってあるだけだった。きっと世界中を廻って、美術館の財政に貢献しているのだろう。https://gruen.blog.ss-blog.jp/2022-02-10
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ドレスデンシュターツカペレ マーラー9 番② [ドイツ]

 昨日の演奏が素晴らしかったので、もう一度今度は上階の席で聴きたいと思い、また、明け方にネットでチケットを買った。最上階4階2列目。センパーの上階席は背もたれが高いので、前の人の姿勢はあまり気にならない。
 4階からは、期待通りの音が聞こえた。楽器ごとの音がはっきり分離して、pppでも良く聞こえた。ところどころで、以前聴いたアバドのマラ9を思いだした。この曲は、微妙な間が素晴らしいと思う。
 多分、歌劇場として人の声を聴くには1階席が響きが良いのだろう。オーケストラ演奏は上階が自分の好みだし、これがオーケストラの音だと思う。安心した。
 観客は2日目の方が、棒が下りても静かに、余韻に浸っていたが、指揮者の体内では、もっとずっと長く響きが続いていたのだと思う。普通拍手が始まると指揮者もハッと気付いたように棒を下ろすのだが、ガッティは、拍手が始まってもしばらく動かなかった。マーラー9番は究極の交響曲だという熱烈なファンの気持ちが少し分かったかもしれない。他に比較できるほどこの曲を聴いたことがないが、神秘的な音が素晴らしいと感じた。
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ドレスデンシュターツカペレ マーラー9 番 [ドイツ]

 ライプツィヒからドレスデンまで、9オイロチケットで来てみた。1時間40分ととても近いことをに気付いた。今までいつもベルリンから来ていたので、このニ都市間の往復だけが目的で列車に乗ったことは無いと思う。月曜のお昼、REで一応座れたが、満席で息苦しく、若者がマスクせず喋りまくっており、ここではコロナの恐怖を感じる。
 マーラー9番一曲プロで、指揮は次期常任指揮者のダニエレ・ガッティ。
 1階の真ん中へんの席だったのだが、印象に残ったのは、想像と違う、大きなひとつのまとまった響きにだった。音が共鳴しているようで、音色が混ざり、例えば、Vnから多分Obにメロディーが引き継がれても、一つの音に聞こえる。楽器ごとに発せられる微弱音を聞き分けることが、この作品の聴き方の様に思っていたが、今回の席では、全ての音が溶け合って、一つの別の時空の中にいるように聞こえる。これは自分の耳の老化だろうか。弦楽器のソロがあっても突出せず、全体的の響きの中にある感じ。マーラー9番は、音楽と音の境界にある響で、自然界の音、生と死の音、天国の音、神様も声など、人類の営み全てを音に込めたような、不思議な世界で、自然発生する響のようだった。
 ガッティは暗譜だった。最後に棒が降りてからの拍手が早過ぎるだろう。指揮と奏者たちと響を共有していたら、余韻をもっと長く堪能できたのに、いつでも何処にでも、せっかちな聴衆はいるものだ。
 座席は、また今回も空席が沢山あった。ツアーバスも一台しか見かけなかった。
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レーゲンスブルクのビアガーデン食事会での出来事、ウクライナ人家族の様子 [ドイツ]

 ライプツィヒで知り会い、お招きを受けたご夫妻のご子息が、レーゲンスブルク大学の教授で、奥様が日本人だった。ライプツィヒのお母様が熱心にご子息夫婦とコンタクトをとってくださり、日本人奥様からご親切に連絡を頂いた。この件のいきさつをレーゲンスブルクの友人に話すと、同僚であり、物理の世界では、ドクターとかプロフェッサーとか関係なく気楽にファーストネームで呼び合うそうで、教授夫婦と友人家族と一緒にビアガーデンで夕食を共にする事になった。しかもその方は、友人長男の指導教授で、長男と、友人妻の女優になった娘も来て、こちらは5人、総勢7人の大きな会となった。
 友人が言うには、バイエルンでは、一緒に一杯ビールを飲めば、皆友達!という諺があるので、心配無いと言われた。
 教授夫人と私は端の席で主に日本語で話しながら、時折ドイツ人の会話に参加する感じだった。初めは、人との距離があって、話が殆ど聞こえなかったが、だんだん慣れてきた。
 友人妻(スロヴェニア人)は、デザートを作って持ってきた。ドイツのビアガーデンは持ち込み可のところも多い。しかしここはレストランのビアガーデンで、基本持ち込み禁止だった。まあデザートならと言う事で、大目に見てもらい、途中から冷蔵庫に保管してくれた。
 食後に友人妻が引き取りに行って、ちょっとした事件となった。生クリームを使ったデザートなどは、必ず冷蔵庫で保管しており、我々が持ってきたケーキはしばらくテーブルの上に置いたままで、外気温度にふれていた。体感的には25℃は超えていた。日中は物凄く暑かったので。それで、その品質に対するリスクを承知で食べますと、一筆書かされたわけだ。さすがドイツ?日本がここまでする場合は連名で、全員のサインが求められると思うと言うと、そうかとドイツ人たちが笑った。
 書類を提出し、持参したお皿でデザートを頂き、お支払いの時には、お店のお姉さんも、皆と気さくに冗談を言い合う余裕を見せ、笑顔で送ってくれた。
 夜遅く帰宅すると、ウクライナ人の母子と近所の幼児のいるお母さんが集まって、キッチン兼居間で楽しそうに騒いでいた。翌日がどの子かの誕生日で、お母さんが、薄いクレープのような生地を沢山焼いていた。昼間車で大学へ行く途中、ウクライナファミリーが揃って買い物帰りのところとすれ違ったので、思いっきり笑顔で手を振っておいたのが良かったのか、夜会った皆朗らかで、近所の多分バレリーナのお母さんだろう、特に積極的だった。ここでようやく、わざわざウクライナ家族と話す為に買ってきたポケトークが役だった。既に昼間ドイツ人家族とは結構これで遊んだが、目的はウクライナ人とのコミュニケーションだったので、一人一人に、ポケトークを向けて話してもらった。皆Google翻訳を使っているので、別に驚かない。ただ若いお兄さんは友人と二人、家主に挨拶もせず、夜中に出ていった。その後も、お母さんだけキッチンに残り、せっせとお料理していた。何だか長い一日だった。
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川で二人泳いでいる
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レーゲンスブルクの 煙突掃除マイスター、物理の実験 [ドイツ]

 ライプツィヒ歌劇場のシリーズも、マイスタージンガーで一段落、リングチクルスまで間があるので、レーゲンスブルの友人宅へ遊びにきた。ここではウクライナからの避難家族を受け入れている。しかし母子4人家族は部屋にこもることが多く、インターネットで母国とは常にコンタクトをとっているが、食事に誘っても下に降りてこないと言う。上のお兄さんは17歳、妹は11歳。でも、何人かウクライナの人たちが出入りしているようだ。
 この家の長男は、たまにしか、家へ帰ってこないので、彼らに一度も会っていないという。彼らの住んでいた地域はロシア語が話されており、ウクライナ語ではなかった。お父さんがウクライナに残っているということは、戦っているのかも知れない。だとすれば、人付き合いするのが、煩わしい思いも想像できる。でも友人家族はとても残念がっている。
 近所でもう一組、ウクライナ家族に部屋を提供していて、そこのお嬢さんは、ウクライナの劇場のバレリーナだったそうだ。ドイツに来て、ニュルンベルクの専門学校に通い、今はレーゲンスブルで勉強しているそうだ。
 レーゲンスブルの家族は、パッチワークファミリーなので、奥様には一卵性双子の美しい娘さんがいる。本当に見た目はそっくりで、一人は女優になって、既にマリーネ・ディートリッヒの一人舞台も演じている。しかし劇団との雇用契約は2年と厳しく、コロナ禍で必ずしも更新が約束されているわけではない。
 レーゲンスブル周辺では、文化施設や展示会なども、毎週末から月曜までしか開催されず、高級レストランも毎晩は営業しない。レーゲンスブルク駅も夜は閉めてしまうそうだ。どこもかしこも人手不足で、飛行機のキャンセルは、パイロット不足が要因で、ドイツ国内では、DBが走っている区間から、フライトをキャンセルしているとのこと。どこもかしこも人手不足で、一体みんなどこへ行ったんだ!と、友人が言っている。確かに、皆コロナ禍で命を落としたわけではないだろうが…現実は厳しい。
 本物の煙突掃除マイスター(Kaminkehrermeister)が家へ来るのを初めて見た。レーゲンスブルでは、1年2回煙突掃除をせねばならない。Kaminkehrerは、昔からGlücksbringer の一つで縁起が良い。
 午後はレーゲンスブル大学の物理学研究室で、友人が私一人の為に、弦が共鳴し、音が見える実験を見せてくれた。そしてテルミンをいじらせてくれた。彼はレーゲンスブル大学の物理学のドクターで、いくつもの研究室を担当して、沢山の学生の世話をし、今はズームでの講義をしている。やはり、ズームだと学生の反応が見えないので、面白くないと言っている。
 まず、弦楽器音程が変わる三つの要素は何かと聞かれた。弦の長さ、張りの強さ、弦の太さ。一応正解だった。その三要素をコントロールすると、弦の振動波形が変化するのが見て分かる。
 次に弦の太さだけ変化させるため、周波数をどんどん上げて行くと波の数が増えるのだが、例えば、実際バイオリン表面で、どのような振動が起きているかは、普通見えない。それを可視化する試みとして、鉄板の上に細かい砂を撒き、軸を回転させ磁場を作ると、砂鉄が、様々な模様を作る。
 板の形を変えると、派形も変わる、実験は平面だが、楽器の表明のように、膨らみがある形の物を用いれば、楽器の表明の振動を可視化出来るという原理だ。物理は日常にあるという例。
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テルミン試奏中
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ライプツィヒのご夫妻から一期一会のご招待 [ドイツ]

 ライプツィヒ歌劇場のツアーで知り合ったご夫妻からご招待を受けた。私のスケジュールを見て、この日の昼食しか無いという事で、慌ただしく決まった。そのご夫妻はワーグナー協会に友人がいてBad Lauchstädt 100分リングの遠足にも来られていた。お子さんの一人が日本人女性と結婚し、レーゲンスブルック在住と言うことで私に興味を持ってくれた。お住まいは、15番の市電でオペラから20分ぐらい離れただけだが、とても静かで完全に田舎だった。1カ所にスーパー・病院・文化施設全てが詰まって用が足りるとのこと。壁崩壊後直ちに土地を買ったので、今は地価が2倍になっているそうだ。ご夫妻はもう80を超えているが、ご主人は何と今話題のガスパイプラインの元技術者だった。10年間ロシア語を勉強していたが、赴任先がウクライナだったので全く通じなかったとのこと。これには驚いた。
 初対面の時聞いた話しで、お子さんの結婚式のとき、日本のスーパーでウオッカを売っていて、驚き、ホテルで相当飲んだという話と、これで繋がった。ご主人の交際範囲が広く、昨日も自転車で旅行中の友人が立ち寄ったそうだ。大学の友人とは今も各地持ち回りで、集まっている。旅行もたくさんしていて、ご夫妻ともお元気で近くの湖で、今も泳いでいるとのこと。
 手土産の花束を選ぶ際、庭にはお花が一杯なのだろうなと思ったのだが、何となく日本にはない、自然な花束を選んだ。でも、庭には果実樹を植え、収穫を楽しんでいた。向日葵も一本入った花束で、自分の好みにピッタリだと、一応言ってくれた。
 金曜なので、お魚料理、朝採りのHimbeere(木苺)手作りのMohnkuchen(ケシの実のケーキ)もご馳走になり、帰りに木苺を瓶に詰めてお土産に渡してくれた。雨で近所を散歩できなかったが、本当に静かな地域で、自然と隣合わせに暮らしていて、こういう現実が、ドイツ各地に、ごく当たり前にあるのだ。
 大きな電気店に用事があるとのことで、帰りにご夫妻も一緒にオペラの前まで市電にのり、奥様が隣で町の歴史的建造物を説明してくれた。
 夜は、トリスタン、素晴らしい一日だった。
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諸国民戦争記念碑
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昔のメッセ会場
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フランクフルトまでの飛行ルート [ドイツ]

 そもそも今回のフライト変更は、ロシア上空を迂回するため、飛行ルートが変更されるからで、プラス3時間かかるので、0時5分出発が前日20時55分に早まったのだ。飛行ルートを見ると北上して南下して、また北上してフランクフルトに到着。
 乗客は、エコノミーで一人で3席ずつ使える。食事は3回出て、アルコールもあり、ほぼ通常通りのサービスを受けることができた。真夜中の軽食は日本時間でちょうど朝5時だった。パンが1つと飲み物が選べた。
 乗客は皆15時間掛かると分かっているので、機内は食事の時以外は照明を落としていた。座席から振り返っても個人的に天井照明を使っている人は1人だけで、皆さん本気で横になって寝ていた。
 3年振りの搭乗だが、機内のトイレにウォシュレットが付いていたのに、初めて気づいた。またフランクフルトの空港では以前は中心部しかwifiが来ていなかったが、今回は隅々まで使えて、ドレスデン行きの搭乗口まで空港のインターネットが使えた。
 フランクフルトの乗り継ぎに時間があったので、ルフトハンザのサービスセンターに寄り、羽田でのチケットの件を話したが、何も問題無いと言われた。まあ、ドイツ人ならそう言うだろうと思った。実際にドイツに入国できたのだから、問題無いではないかという考え方だ。それはもういいとして、帰国便の手続きは大丈夫なのか、念のため調べてもらった。何もする必要は無いとのことで、一安心。
 入国審査は思ったより簡単だった。以前のような厳しい荷物チェックも無く、パスポートコントロールもするりと抜けた。もちろんコロナのことなど何も聞かれない。到着客が増えるとパスポートコントロールも荷物検査も窓口が増やされる。
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オミクロン株出現、渡独見送る [ドイツ]

 最後にドイツに行ったのが、2019年6月BDLOへの参加で、その年はバイロイトに行っていないし、既に2年以上経ってしまった。2022年1月のベルリンドイチェオパー、ヘアハイムの新演出リング(トンネルリングの次)がチクルス上演されることを知る。秋になりコロナも下火になってきたようで、お正月に行けたらいいなという程度の気持ちでチケット手配に動いた。
 結果的に、オミクロン株の出現と、日本の水際対策の厳しさによる帰国時の隔離期間の長さのため、旅は見送ったが、ベルリンのチケットのキャンセルがあまりにスムーズだったことに驚き、改めて、ドイツは文化国家、ベルリンは文化都市だと尊敬する気持ちが高まった。今回は連れ合いの勧めによる冒険計画なのだが、キャンセル業務でのドイツ人とのメールや電話での交信や、ベルリンの友人たちとのやり取りが、意外にも久しぶりにドイツを身近に感じる機会となった。その辺の経緯を一応備忘録的に。
 また、コロナ禍で迷惑かけぬよう、今回はホテルを予約したが、ラテン系の友人が、いつものように自分の家へ泊まれと言ってくれた。自分はブースター接種も終え、もし私が感染して、帰国出来なくても、自分は今在宅勤務なので、ここに居て構わないと。何と気の大きいことか。一方で、北欧系の友人は、ワクチン未接種だから、コンサートには行かれないが、自分は元気だと言う。
・ベルリンドイチェオパー
 9/23 9:00~ネット発売、日本時間では秋分の日16時、時報を見ながらアクセスしたが、申し込み殺到で支払い途中ですぐネットが止まった。少しして仕方なく別の席を買おうとしたが、今度は支払いまで来てクレジットカードが使えず、カード会社に電話してセキュリティーを下げてもらった。海外のチケット購入はコロナ禍もあり警戒厳重だ。このひと手間は結構大事で、過去にも、電話対応のみのチケット購入時、カード会社に連絡しておいたので、日本人でクレジットカードを使えたのは、今日あなたが初めてだと言われたことがある。
 ベルリンドイチェオパーにやっと電話が通じたのが17時すぎで、最初の確保済みチケットを17:14購入完了した。この騒ぎで参加しているアマオケの練習には1時間半の大遅刻。※12/29払い戻し完了
 売り出し日に完売したリングチクルスだったが、日本時間1/5早朝、ネット上でチケットサイトを見ていると、残り3公演には大量の空席があった。その数時間後、ラインゴルト3人の歌手が感染し隔離に入ったため、ローゲ、エルダ、ラインの乙女が交代になったことを知った。それでも、チクルス公演はやり切った。
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緊急事態継続中-ドイツ行きキャンセル [ドイツ]

 前回更新から1カ月経って、一都三県の緊急事態宣言は継続中だが、来週以降は明るさも見えて来ている感じ。連れ合いも今週から週2回出勤となっている。
 本来なら5/20に日本を出発し、6/1のドイツのBDLOのアマオケ参加をメインにして、何ヶ所か周る計画だったが、当然全て中止になった。ルフトハンザ便は5月初めに欠航が決まっており、すんなりキャンセルできた。オペラ、コンサートについては、各劇場での中止決定時期やキャンセル対応が多少違っていたが、結果としてキャンセルに際しての不安要素は何もなかった。
 ベルリンドイチェオパーは、6月末まで全公演中止決定を4月中に公表し、すぐメールが来た。ベルリンフィルは5/1ヨーロッパコンサート(配信)が済んでから、他の劇場は5月中旬にメールが来た。どの劇場も払い戻しより、デポジット(クーポン)や寄付を推奨しているようで、クーポン期限はメールで確認すると、ほぼ2023年夏まで。それまでには行くだろうと、払い戻しはやめてクーポンに交換することにした。ただ、ドイチェオパーは最初の案件で金額も高く、ここはクレジットカードへの返金が可能だったため、つい選択してしまったが、今日本円での返金は不利だった。ユーロ/円はチケット購入時1月は124円、現在は117円。
 フランクフルトのhr交響楽団は自動的にクレジットカードに返金されるとのこと。
 もしやと思い6月分のクレジットカード明細をチェックしたら、この二件は、もう入金されており、合わせて約1100円の損だった。東京春音楽祭や新国立劇場など、国内関係でのキャンセルチケットの返金はまだ一件も無いが、さすがドイツは素早い。
 今回はまだ旅の準備途中で様子を見たため、キャンセルするものが少なかった。この後、夏のバイロイト音楽祭のチケットキャンセル手続きが残っている。オリンピックチケットとともに、せっかく当選したのに運を使い果たして、泡と消えた2020年夏休みの後始末は未知数だ。
・ベルリンフィル:デポジット 最低2023年6月まで有効
・ベルリンドイチェオパー:入金済み
・ライプツィヒ歌劇場:クーポン 発行から3年間有効
・hr交響楽団:入金済
・ヘッセン州立劇場:クーポン 3年間有効
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ベルリン~ミュンヘン~羽田フライト [ドイツ]

 旅程を変更し、現地でLHベルリン~ミュンヘンのチケットを買い足し、羽田までバゲッジスルーで帰国した。久しぶりでテーゲル空港を使ったが、今回初めてSバーンのBesselstr.駅で空港行バスTXLに乗り換えるルートを使ってみた。通勤時間でもあり、バス停にはかなり人が集まっていた。TXLが来ると一斉に人が乗り口に群がるが、乗り切れず、非情にも、人を押し出すようにドアが閉まる。そして、黙って次を待つ光景がとても冷静で、日本だったら押し合いへし合い、無理に乗り込もうとしそうな気がする。急ぐならタクシーを使えという意味が分かった気がする。たった、2.8ユーロで行かれるのだから、黙って待つというわけか。
 テーゲルでは、LHバゲッジドロップのカウンターがチェックインカウンターと離れた違う場所になっていた。チェックインはしてあるので、狭い通路を通って手荷物検査に向かう。空港が小さいので、奇妙な動線に感じる。現地ネット購入したWebチケットはとても親切で、空港への到着時間の指定がとても早かったのはバゲッジドロップとの距離だと分かる。Webチケットも何度も送って来て、とても安心感があった。
 ミュンヘン空港はWi-Fiの接続がとても良いので、ストレスなく、空港で過ごすごとができる。Nespressoの立派な自動販売機(€2)を初めて見た。巨大なドイツサイズが微笑ましい。
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Kiel-Laboe 周遊船でU-Boat U995見学 [ドイツ]

 kielには初めて行った。U-Boatを見るという使命を帯びて船に乗る。駅前を8:40出発、片道1時間3,2ユーロ。Laboeで降りると、潮の香りがし、砂浜にヴェネチアのような、Strandkorbという屋根付きベンチが並んでいた。避暑地なのだと実感。海岸沿いに高級別荘が並んでおり、砂浜への入場券の自動販売機もある。10分ほど歩くと潜水艦が見えてくる。入場券は道の向かいにある事務所で購入、博物館には行かなかった。
 潜水艦に特に興味があるわけではないが、船首に、魚雷発射管が四基、船尾に一基あった。とにかく狭い空間で、魚雷の下にまでベッドがあり、絶句した。
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レーゲンスブルクからキールへ [ドイツ]

 やはり、ドイツまで行くならヴァーグナーが聴きたいという思いがあり、遥々Kielまで行くことにした。日本出国直前にDBからのメールでRegensuburg発の朝の列車が45分早まるというので、乗り遅れるわけにはいかず、コンサート後宿泊せずに合宿所を出て、駅に近い友人宅にお世話になることに変更した。
 乗り換えは2回、Nürunbergで代替列車が来て、Hamburgまでの座席予約は無効とのこと、途中車掌さんが、空席を探して、お客さんを座らせる光景を何度も見た。当然列車は遅れ、Hamburgでの乗り換えも間に合わないので、車掌室にHamburg Altona まで行って乗り換えても良いか聞きに行った。チケットではICEはHambug Hbfまでなので、心配だったが、問題ないとのこと。ほどなく、車内放送で、Kielまで行く人はAltona まで行って乗り換えるように案内があった。想定内の30分遅れ程度で、9時間かかってKiel駅に着いた。
 中央駅は港に面した正面のほか周囲2方向に出口があり、あと一方はインターシティホテルに直結している。
 これは海側、以前は高貴な方の乗り口だったらしい。
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こちらはエスカレータ付きの入り口
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2018バイロイト雑感 [ドイツ]

 まとめを記すつもりが、帰国後10日も経ってしまったが、今年の私のバイロイトは、諸般の事情から、あまり動き回らずひっそりと過ごした。公演回数も少なく、二回見たのは、ローエングリンのみ。ところが、一回ずつの三公演がどれも素晴らしかったのは今までに無い驚きだった。例年、ちょっとしたオケのミスはあるものだが、今年は気になることが、全くなかった。ティーレマンがリハで物凄く気分にムラがあり、怖かったという噂を耳にしたが、その分オケの完成度が高まるなら、イジメ?も必要悪か....。今年は高齢の指揮者が居なかったことも特徴だ。また、リングが無い分、他の作品への取り組みが十分出来たということはあるのだろうか。おまけで、ドミンゴのヴァルキューレまで見てしまったが、演奏はともかくここでも、バイロイトのオケの凄さを想像し、実感した。
 開幕後、8/10頃までが、酷暑で、遂に、Hofgartenの池で犬を泳がせる姿を見た。また前庭の水撒き装置の散水に飛び込む犬も見た。例年、祝祭に飼い犬を連れてきて、預けているお客さんも、コーラスの人も居るらしいが、今のマイスタージンガーに犬が登場することもあってか、犬好きだったワーグナーの祝祭だし、今年は指揮者か歌手か、大きな犬を連れて来たとのこと。マイスタージンガーの犬が交代したかと思ったら、そうではなかった。
 5/1マークグラーフェンオペラハウスにベルリンフィルが来た時の録画とともに、バイロイトの町の様子が流され、日本ではNHKBSで字幕付きで放送されたが、町のビール醸造所とパン屋については、個人名が気付かれないよう、字幕で固有名詞を出していないだけでなく、その部分ナレーションの音まで消してあり驚いた。YouTubeのドイツ語オリジナルでは、Bächerbrau も Langeも当然特定できる。そこまで気を使うのか、NHK!。一方、ベルリンフィルって何?という 現地の方は、この世界遺産の街の映像も見ていなかった。
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TAFF ティーレマン インタヴュー [ドイツ]

 子供向きオペラを上演するプローべビューネで、TAFF主催のティーレマンのインタヴューがあった。
 写真撮影禁止はいつものことだが、濃い青と薄い緑の横縞ポロシャツで現れ、ニコニコと機嫌よく早口で話してくれた。音楽的な話ではなく、雑談が主だった。断片的だが、分かった範囲で....
 初めは、やはり先週の暑さの話から。オケの人達は膝に大きなバスタオルを置き、体の汗を拭きながら演奏している。上からでなく足元の空気の通りを良くする空調設備が必要だと。舞台上では、化粧が剥がれ、衣装に汗染みが出てほんとうに大変だったと。ティーレマン自身の暑さ対策は、家で水風呂に入り、ちょっと横になると、元気も回復するとのこと。
 アラーニャのキャンセルの時は、自分でも、あちこち電話して代役を探したそうだ。フォークトはOKだったが、もしマイスタージンガーに支障が出るとお客さんに悪いので、やめた。ベッチャワとはドレスデンで共演しており、6回は無理でも5回は歌える確信があった。
 外国語のオペラを指揮する時、言葉は勉強しないそうだ。ヤナーチェックの時、チェコ語はティーレマンのテンポでは早すぎて歌えないと歌手に文句を言われたことがある。
 一方、外人歌手のドイツ語発音については厳しく、例えば、日本語の「〜の」のような意味でつけるsが2単語間に入り、一語となる例えばTagesschau、Umgangsspracheなど、この手のsの発音が曖昧なので、もっとキチンとドイツ語を学んで欲しいと苦情を漏らした。
 指揮が一番難しいはオランダ人とのこと。とにかくピット内でオケがうるさいからだと。タンホイザーも結構大変。パルジファルは易しい。客席の音の鳴り具合を聞いてくれるスーパーヴァイザーが重要。客観的にOKならばその音量で行く。
 指揮者はAapotheke(薬局)のようなもので、色々薬を混ぜ合わせる仕事だと。(後半に続く)
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レーゲンスブルク 納涼企画その2 [ドイツ]

 レーゲンスブルクに1泊、納涼企画2日目は、 Schulerloch というケールハイムの近くの鍾乳洞へ連れて行ってくれた。内部の気温が9度と書いてあるが、さすがにそこまで寒くはないだろうということで、防寒着は軽めにした。
 駐車場から15分位山を登ると入り口に着く。穴の長さは420m、ツアーは30分、今まで見たことのある、白い石灰質の鍾乳洞ではなく、焼け焦げた地層の黒い鉱物の鍾乳洞だ。初めて見たのは、地下から水がわき、洗面器のようになっている石だ。内部の撮影は禁止だが、偶然広告を見つけた。入り口の空間は広いので、コンサートもする。最後には、岩にプロジェクターで、地球の歴史が投影された。ここでは、蝙蝠が保護されている。地上に出たらやはり、暖かい飲み物が欲しくなるほど、十分に身体が冷えていた。
 ついでに、ドナウ川沿のBefreiungshalle (解放記念堂)に寄ってくれた。ルードヴィヒ1世 が建てた後、4回再建されている。レーゲンスブルのヴァルハラのような感じの、眺めの良いところだ。
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レーゲンスブルク納涼企画 その1 [ドイツ]

 DBバイエルンチケットを使って、レーゲンスブルクの友人宅を日帰りで訪問するつもりだったが、今年は先方も夏休みで、この猛暑だから、ドナウ川で水浴びしようとメールで言われていた。場所はSinzingで、地元の人は皆川で泳ぐそうだ。ドイツも天候不順で、前日は大雨、それ以前は干ばつだったとか。
 私は、川でなんて泳いだことはなく、何かあったらまずいので、遠慮すると返答した。
 迎えの車の中で、2日間、涼しい企画を用意していると言われて、泊まる用意はして来てないと言うと、それは大丈夫と、着くなり私の部屋に案内され、シャワー浴びろと、バスタオルを渡された。これは、しかた無いと思い、3年ぶりの、お泊りとなった。
 涼しい企画その1、Abensburg の Kuchlbauer というビール醸造所 のオーナーが、Hundertwasser のファンで、塔とミュージアムを作った。塔の完成前に、Hundertwasserは亡くなったそうだが、ドイツにもHundertwasser の建造物があるとは知らなかったので驚いた。若いころ、初めてウィーンで、氏の建物を見て、歪んだ床を歩いた時の感動を、今も良く覚えている。
http://www.kuchlbauer.de/
 塔のケラーにダヴィンチの最後の晩餐のコピーがある。このケラーが、とても涼しいのだ。ビール工場ツアーの試飲はビアガーデンで、プレッツェル付きで、好みのビールを飲むことができる。隣にKunst Hausという、ミュージアムがあるが、入る時間が無かった。
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2018 .5.旅の雑感 [ドイツ]

 今回の20日間の音楽の旅では、加齢による聴覚の低下なのか、大音量の音楽に出会わなかったことが印象的だったが、これは、聴衆の嗜好ばかりでなく、音楽へのアプローチの変化が公認されたというか、原典重視、楽譜の修正と改定の促進、楽譜通りの音の再現こそが、作曲家の意図であることが、広く受け入れられてきたからではないかと思う。この流れが始まって、10年以上たつが、昔の巨匠の自由な表現と違い、整然とした音楽の中に、指揮者の個性があり、指揮者が作曲家に自らを捧げる姿に感動を覚える。
 想定内の旅の不都合については、やはりインターネット接続だろう。勿論以前よりは遥かに進化しているが、昔はメールチェック程度だったものが、今は自国に居る時と同じような接続が欲しくなっている状態。なぜなら、DBが遅れたり、市営交通が止まったり、現地情報収集に、現地のアプリが有用だからだ。電車の接続が遅れたとき、焦らず次を見つけられる各都市の交通アプリは有難い。ミュンヘンでさすがと思ったのは、Sバーン工事の3日間の初日に到着日が当たってしまい、代替えとしては、地下鉄、バス、市電とあるので、やむを得ないと思ったが、その時、市営交通アプリは使えないと画面表示が出るが、Googleの検索では、見事にSバーン抜きの接続が出て来たことだ。店探しなど以前なら宿のフロントに尋ねたことも、ネット情報の方が確かなことがある。今回も親切なメガネ店探しでネットにお世話になった。宿でのネット接続が悪い場合、ショッピングモールのネットを利用した。安全性のレヴェルは分からないが、スーパーREWEのネットは素晴らしい。大きい店ならカフェが有るし、乗継に遅れたダルムシュタットでは、駅の通路にあるREWEの前に沢山のベンチが並んでおり、思わず顔がほころんだ。
 iPhoneは、一年前からドイツテレコムのデータ通信用のSIMカードに入れ替えているが、田舎では、意外と接続しなかった。一方、ICEのネットはいつの間にかより使いやすくなっていて良かったが、乗っている列車が何分遅れか、詳細は自分でチェックせよと言わんばかりだ。勿論一応車内掲示は出る。とはいえ、乗るまでは、五感を働かせることが基本で、遅延やホーム変更の第一報は、耳から来る。そして夜のRE、S-Bahn、地下鉄はどうだっただろうか、車内放送が無くなるので、夜の景色に見慣れておくことは、今なお大事なことだ。
 便利になったミュンヘンの日曜日、中央駅の地下など、お店がほとんど開いていて驚いた。以前はパン屋さんは皆休んでいたが、もう以前のような心細さは無くなった。
 一つ失敗談、DHLの郵便小包を本番翌日、フランクフルト中央駅内のポストからミュンヘンの友人宅に発送した。乗り換えの合間でちょっと焦っていたこともあったのだが、どうも送り先の郵便番号を書き間違えたらしく、アウグスブルクへ行ってしまい、一週間後私が帰国した日にやっと友人宅に届いた。日本の宅配便と違うところは、送り状の一枚目は無く、控えが無いということだ。追跡番号で検索できるが、届いてみるまで、自分の過ちがわからない。電話での問い合わせも基本的には無い。日本人的には、郵便番号だけの間違えで、相手の電話番号も書いてあり、追跡段階で自分のメアドも入れたので、もっと早く反応してくれそうだものだと、期待してしまった。郵便局はいつも使っているが、今回始めて、事故が起こった。次回からは、発送前に送り状の写真を撮ろう。
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Spargel [ドイツ]

 旅の終わりは、ミュンヘンの友達の家へお世話になった。一晩だけ家主の友人が戻ってきて、一緒に近くのLokalのビアガルテンで食事をした。ドイツに来て、この二週間の失敗談、日本のアマオケと違うところ、指揮者のこと、パリの変化、ドイツとフランスのコンサートの違いなど、拙いドイツ語の話を隅々まで聞いてくれて、彼女が若い頃、2か月パリに行った時の苦労話など、聞かせてくれた。皆同じような経験をしているものだ。
 やっと Spargelも食べることができた。自分の家と思って居ていいからというのは、本当に暖かい言葉だ。ありがたい。
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ヴィースバーデンへ [ドイツ]

 昨日コンサート終了後、殆どの参加者は会場のあるヴュルツブルクから、直接自宅へ帰ったり、そのまま旅行で出掛けたりした。ハンメルブルクにバスで戻ったのは、日本人参加者9名中4名とドイツ人数名、合わせて10人くらいだった。
 朝食をゆっくり摂って、11時の電車でフランクフルト経由でヴィースバーデンへ向かう。フランクフルト中央駅で、荷物を減らすためプログラムやお土産のお菓子など、ミュンヘンの友人宅に送ってから、Sバーンでビュルツブルクへ向かった。
 帰りは、アカデミーの車で、駅まで送ってもらった。
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