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Rienzi ティーレマン ーオーバーフランケンハレ [オペラ(海外)]

 最終回のリエンチ公演を聞いた。シルマーの妖精と比べてよいものかどうか、ティーレマンのRienzi は、数段素晴らしかった。席はほとんど同じ、周囲の体育館観覧席だが、オケピットのような音に聞こえ、絶対に歌を邪魔しない。急いでいない軽快さが、他に類が無いと思う。ピット両端で、音がずれて聞こえることも無かった。休憩時間に、オケピットを見に行ったら、体育館平面に、1m高さ位の囲いをつくり、中は普通のオケのステージと同じくらい、十分な広さだった。
 ティーレマンは、音に対する要求が、ものすごくハッキリしていて、一つの音が生まれて消えるまで、スコア上の全ての音を思うがままに支配し、ミスマッチながら、日本語では、音に"君臨"しているという重みがある。自分はアマチュアだが、オケ側の立場としても、細かく音のイメージをコントロールしてくる指揮者にたまに出合うと、目から鱗が、、、という経験することがある。一度、ティーレマンが、ベルリンで、音大生のプラ1を指導する公開練習を見たが、ほとんど、魔術のように、一瞬の間を教えるだけで、ティーレマンの音になった。でも、ティーレマンは、やはりワーグナーの表現力が特に違うと感じる。今絶好調のティーレマンの指揮で、全曲聴いてみたいものだ。現時点では、無条件に、ティーレマンのワーグナーの虜になっている。(G)
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St.Georgen swiingt ジャズフェスティバル [ドイツ]

 St.Georgen のジャズフェスティバルで、日曜日、Ordenkirche の Gospel Gottesdienst に行った。以前一度だけ、ニューヨークの本格的 Gospel Gottesdienst に連れて行ってもらったことがあるが、ドイツの田舎まで来てくれる、ドイツではけっこう有名らしい、"Joy in Belief"というグループはどんなものか、興味津々だった。
 ソリストの女性は、ニューヨークの"Glory Gospel Singets"のソリストに影響を受けたそうだ。昨今は、プロテスタントの日曜礼拝で、ポピュラーな曲も歌ったりする。この日も、あくまで、礼拝の一部で、お説教と交互に歌われる、かなりおとなしいGospel だった。ニューヨークのように、夢中になって体を動かすようなことはない。
 ところが、礼拝修了後、それでは、本格的に、黒人のGospel を歌っていいですか?という挨拶で、雰囲気は一変、ノリノリのコンサート会場に一変し、2曲歌ってくれた。Odenkircheのコンサートは初めてだが、バルコニーの3階席で、反対側のオルガン奏者も見え、コンサート会場としても、なかなか、良い条件だと思う。(G)
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 土曜日開演前のランチに、演奏付きの特別ご招待があったようだ。その場にいたので、聞かせてもらった。昨年より、若干規模は縮小されている感じだが、新しく、子供用の広場が出来、入場料は二日間有効の値段になった。
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