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バイロイト音楽祭2016のゲネプロ ジークフリート [オペラ(海外)]

 ゲネプロが始まり、運よく、ジークフリート、トリスタン、黄昏と3演目見ることができた。今年は、劇場外壁の工事はすっかり済み、シートが取り払われて窓から外もきれいに見える。一方劇場裏側にはフェンスが張られ、安全対策で、 色々注意事項がある。GPの雰囲気は、特に不愉快なこともなく、持ち物検査はなく、早い時間に召集がかかったのは、飲食代を落として欲しいためではないかと思うほど、Steigenberger カンティーネレストランもやる気一杯だった。レストランは、GP期間中飲食代半額だったが、殆ど効果無しに見えた。
 ヤノフスキは、バイロイトは初めてとはいえ、日本でも練習が厳しいことで知られており、ベルリンでも演奏会形式でリング全曲演奏していて、こだわりのある頑固な指揮者ではないかと想像している。GPまでに、きっと一つ一つの問題をしつこく解決してきたのではないだろうか。ペトレンコとはとても比較できないが、テンポはペトレンコよりは遅く、縛りも緩く、歌手が主導権を握っている印象を受けた。特に、ジークフリート一幕は、頼りなく聞こえたが、二幕では、歌手陣が音楽をリードしていると感じられ、歌手優位の音楽も安心して聞けるものだと、意外だった。ジークフリートのホルンの前に、イングリッシュホルンが、調子っぱずれの音程で吹くところが、とても難しいと聞いているが、今回、舞台演出に驚くほど、ぴったりマッチしていて、これが一番驚いた。角笛のHrは、相変わらず、注目を浴びない演出だ。3幕のブリュンヒルデの目覚めは、Vnの音の張りが限界に至る緊張感にもの足りなさがあったが、本番ではきっとやってくれるだろうと期待したい。幕切れ、アレキサンダープラッツのワニの一家は、益々大所帯になっていた。
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