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Keita Obushi大伏啓太 (Bayreuther Klavierfestival) [コンサート]

 日本人ピアニスト大伏啓太さんのコンサートがあると、シュタイングレーバー夫人から連絡があり、聞かせて頂いた。初めて聞いたピアニストだが、とてもロマンティックで、心がとても優しい方に違いないと、最初のベートーヴェンの曲が始まってすぐ感じた。えっ、ベートーヴェンだよねと、プログラムを確認し、そのままObushiさんの世界に、身をまかせた。ブラームスもまた、一つずつの音がきれいで、心のこもったプレゼントを大切にに聴き手の心まで運んでくれるような、人を包み込む優しさにあふれていた。
 後半、バイロイトでのシューマンに、特別な思いがあったのか、少し緊張しているように感じた。
 テクニックを披露する若いピアニストが多い中、音符の数が少ない曲で、思いの丈を打ち明けるような、こういう演奏はとても癒される。若くて素敵な奥様とドイツの演奏旅行をされているとのこと。バイロイトで素敵なご縁ができて嬉しい。(G)
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 その晩は、EMドイツ対フランスの準決勝戦。ベルリンに比べ、レストランの雰囲気はかなり静かだ。
ドイツが負けるとあっという間に、お客さんがいなくなり、空しくTVがフランスのゴールを解説していた。かと思うと、手際良く仮設テレビが片付けられ、後ろにあったビールケースもチャッチャと運ばれて行き、静かな夜更けとなった。
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