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バイエルン国立歌劇場-ペトレンコ薔薇の騎士 と ミュンヘンZOB [オペラ(海外)]

 ペトレンコが指揮するバラ騎士は、とても繊細で、どっかんどっかんした音は一切無かった。オケも指揮者の要求通り、今まで聞いたことのないほど細やな演奏だった。当初より更に良い席に変更した日本人から買ったチケットの席は1Rang2列目、日本では3階席。隣の貴賓席のドアにルネ・パペが入って行くのにすれ違った。この劇場は席により本当に音が違うので、この日はペトレンコの音を頭から全身に浴びたわけではなく、少し離れた窓越しに聞いたという感じ。一幕始まりも三幕のどたばたも隅々までコントロールされていて、全曲通じて歌と音楽の表情が同じで、一体感があり、素晴らしい体験だった。詳しい人の話では、ノーカットだったと。
 マルシャリンの憂いを秘めた場面にいつも聞き耳を立てるが、この日は、すべてが自然で誇張なく穏やかに進行していった。上品に演じてしまうかと思ったオックス役のグロイスベックが、きっちり品を落とし、タンホイザーのヘルマンを演じた凛々しさとは別人のようで、さすが、インタビュー映像で、堂々ととにかく見てほしいと言っていただけのことはある。決して自転車ばかりこいでいる訳ではないのだなと感心した。
 オデオンプラッツではBr-klassikの野外コンサートの録画が日曜月曜とあったようだ。
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