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2015バイロイト音楽祭-ヴァルキューレⅠ [オペラ(海外)]

 たまたま他の用件で友の会事務局に寄った際、余った券があると言われ、誘惑に負けて購入した。パルケットの一番後ろの列だった。
 ジークムント役ボータと、ジークリンデ役カンペが、やはり美しく、大きな拍手を受けていたが、最後控えめにペトレンコがそっと幕の陰から現れると、会場は割れんばかりの拍手と大歓声が起きた。二度姿を見せたが、とにかく拍手喝采、ベルリンフィル効果も、その他諸問題に対する慰労の気持ちも入っていたと思う。暖かい拍手だった。
 ブリュンヒルデになりきっているフォスターは、ブリュンヒルデの内面まで、3夜通して細かく演じ分けていて、3年間の成長ぶりが素晴らしいと思う。フォスターは、来年も残る予定だ。
 マエストロへの拍手が一番大きかったのは、音楽(オーケストラ)に対する拍手の意味もあり、何か嬉しい。トリスタンが、他の作品とあまりにかけ離れているので、聴く側が混乱してしまい、あの衝撃が、リングでさえも小さな世界に感じさせてしまう、トリスタンの魔力は、恐ろしい。
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