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シラー劇場のリング講座 [講演会]

 劇場のドラマトゥルグが、音楽付きでリングの解説をするというので、てっきり演出の話かと思ったら、ベルリンで上演された、過去の名演の録音を、少しずつ聞かせてくれた。
 録音のせいもあるだろうが、昔はテンポがゆったり、ヴォータンの太い声ものびのびしている。フルトヴェングラーは改めて、凄いなあと思った。一番興味をひかれたのは、His Master's Voice の蓄音機に、リングのライトモティーフが、延々何時間も録音されていたという話だった。数小節の楽譜付きで、初めの数曲聞かせてくれたが、あのニッパーとリングにこんな接点があったとは、感無量だ。
 最後の試聴は2002年のバレンボイムのリングだったが、今より、とても若々しい演奏で、当然とはいえ、ちょっと驚いた。"生"の音楽はその場の人間が作り出す奇跡みたいなものだ。バレンボイムには、益々元気で、新リンデンオパーの開幕公演をプロデュースしてもらいたい(G)
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ベルリン・ドイチェオパー―パルジファル [オペラ(海外)]

 復活祭の時期、2006年と2008年に、二度、パルジファル巡礼を決行、ハンブルク、ミュンヘン、ドレスデン、ライプツィヒ、シュトットガルトなどドイツの各都市や、ウィーン、パリ、チューリッヒ、アムステルダムなど回り、復活祭のミサにも出て、無事に一人旅を続けられる感謝の祈りを捧げる気持ちになったりしたものだ。もうできないだろう。
 今年はベルリンで雪の聖金曜日、私には、今回ただ一回のパルジファルなのに、何だか音楽が大味で、公演に一緒に居合わせた日本人4人とも、良かったとは言わなかった。
 アンフォルタス代打のRothは、前の晩チューリヒで歌い、朝ベルリンに来てくれたとのこと、大きな拍手を受けていた。クリングゾールには、バイロイトでオランダ人に抜擢さされた、Youn が来た。
 グルネマンツの Liも良かった。でも題名役のシュテファン・グールドはどうも、ジークフリートに見えてしまうのは、何故だろう。
 今年9月に、ラトルがここでトンネルリングを振るのは、バイロイトからこぼれた人には嬉しい情報だ。(G)
バイロイトと同じMoedel展示パネル
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