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2013都民芸術フェスティバル 室内楽の夕べ チェロ岡本侑也 ピアノ清水和音 [コンサート]

 完璧な技術を具えた演奏の心地よさと、チェロを弾くことの喜びを四方に振りまくような、純粋でひたむきな姿が、会場の隅々まで、満ち足りた幸福感をもたらせてくれるようだった。全曲暗譜で、各作品の個性を、狂いのないテクニックで弾き分け、ベテラン清水さんのピアノは頼もしく、お二人ともきっと、音楽に向う時の苦しさより大きい喜びを、本番で感じるタイプなのだろうなと感じる。
 ベートーヴェン、ストラヴィンスキー、デュティーユ、ショスタコーヴィッチと時代も国の特徴も異なる作曲家に対し、これでいかがでしょうかと、敬愛の気持ちをこめて挨拶を送っているかのような謙虚さを感じさせるところが、また心憎い。
 3月20日保谷でのドボコンで、高校生は卒業だ。どんどん逞しくなって、世界へ羽ばたいて欲しいと思う。(G) 
http://www.komorebi-hall.jp/event/event.cgi?mode=view&no=236
ベートーヴェン:チェロソナタ第3番 イ長調 作品69
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
デュティユー:ザッハーの名による3つのストローフェ
ショスタコーヴィチ:チェロソナタ ニ短調 作品40
アンコール ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ
2/17浜松でのインタヴュー記事 
http://www.hcf.or.jp/information/2013/02/_act_new_artist_series_20124-2.php
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