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シラー劇場ツアー [ドイツ]

 今日のフェストターゲ特別プログラムは、フェストターゲ会場のシラー劇場見学。シュターツオパーのガイドの男性は、ウンターデンリンデンの魔笛のショルダーバッグを掛けてきた。何だか以前にも、あちらで説明を受けた方のような気がして、懐かしい。
 リンデンの工事中こちらに引っ越してくるにあたり、シラー劇場改装はかなり大変だったようだ。音響についても音楽に適した残響を作り、椅子も換えたらしい。二階ロビーの絨毯などは、今年フェストターゲのために張り替えたようだ。外から見える、二階のガラスのデザインも、一様ではなく、教会のステンドグラスさながら、テーマのある図柄になっている。オケピットには100人入るが、黄昏では更にプラス数人入ることになる。たまたま、客席では、クラシックでない音楽の音響チェックが、舞台上では4月プレミエの バーゼルのオランダ人の舞台セットが準備されていた。
 楽屋はとても狭い。メイク部屋には、ジークフリートのかつらがあった。意外と頭は小さいようだ。衣装部屋には、ヴァルキューレ、フリッカ、ヴォータン、ジークフリートの衣装があった。ヴォータンの毛皮も、ジークフリートの羽の衣装も相当重たい。歌舞伎役者の衣装のように、重い体で声を出すのは大変な仕事だ。
 奈落には、ジークフリートで剱を鍛える音に使う、鉄のレールがあったり、ラインゴルトでは、舞台に水を張るので、地下の機械が濡れないよう、さりげなくビニールが掛かっていた。
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ジークフリート衣装
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パペ楽屋
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オランダ人セット
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ヴァルキューレのセット
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奈落
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オケ、バレー練習場
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 予定時間を45分オーバーしたので、フィルハーモニーのランチコンサートには間にあわなかった。以前は2階通路で立って聞けたが、最近は、一階ホワイエにステージと客席をセットしているようで、モギリの外では、よく聞こえない。友人のガブリエラと待ち合わせしていたのに、彼女も聴けず悪いことをしてしまった。なので、アルカーデンでお寿司をつまみ、カフェでエプレッソを飲んで、ボーデミュージアムに行った。
 彼女はアルカーデンの寿司バーの常連さんなので、いつものフレッシュなサーモンや、小さなエビフライやら、 日本より美味しいものを口にすることができた。
 新しいローマ法王フランシスコ1世は贅沢を嫌い、質素な身なりで、いつも万人と共に有ることを目指す身近な法王だ。アルゼンチン人である彼女にとっては、目下、法王と、バレンボイムと、オランダの王妃になるマキシマ妃が誇りだ。
 ボーデミュージアムでは、キリスト教の聖人の絵で、質素な、聖フランシスコが出てくると、今度の法王がこれまでと違う庶民と同じ目線の素晴らしい法王だと、語ってくれた。ニュースでも話題になっているが、現代に相応しい方だと感じる。私が認知している法王は、ここ3代の方だが、それぞれ違いを感じる。(G)
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