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シラー劇場のリング講座 [講演会]

 劇場のドラマトゥルグが、音楽付きでリングの解説をするというので、てっきり演出の話かと思ったら、ベルリンで上演された、過去の名演の録音を、少しずつ聞かせてくれた。
 録音のせいもあるだろうが、昔はテンポがゆったり、ヴォータンの太い声ものびのびしている。フルトヴェングラーは改めて、凄いなあと思った。一番興味をひかれたのは、His Master's Voice の蓄音機に、リングのライトモティーフが、延々何時間も録音されていたという話だった。数小節の楽譜付きで、初めの数曲聞かせてくれたが、あのニッパーとリングにこんな接点があったとは、感無量だ。
 最後の試聴は2002年のバレンボイムのリングだったが、今より、とても若々しい演奏で、当然とはいえ、ちょっと驚いた。"生"の音楽はその場の人間が作り出す奇跡みたいなものだ。バレンボイムには、益々元気で、新リンデンオパーの開幕公演をプロデュースしてもらいたい(G)
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