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バイロイト音楽祭ーローエングリン [オペラ(海外)]

 良くも悪くもフォークトの一人舞台だった。オケや合唱の中から、声が一人だけ突き抜けて来て、他の歌手は完全に彼の引き立て役に回った。演技も自信に充ちて、終幕の場面など本当に絵になり、劇場中の視線が彼に集中する。声に違和感を覚える人はやはりいるだろうが、カーテンコール20分のうち、半分は彼が受けていた。観客の反応は足を踏み鳴らしたりして、本当に熱狂的。
 今回指輪以外の3演目のうち、ほかの2つの評判があまりにも悪く、相対的にローエングリンの人気が高まってきた。もちろんフォークトのおかげもあるが。
 ネズミ軍団の合唱団は、重い衣装を脱いだり着たりそれだけでも大変なのにすごい迫力で、席が3列目とかなり前だったこともあり、細部まで十分見ることができた。
 昨年と比べたら動きが洗練されたというか、少なくなったような気がする。(B)
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