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Aeusser Neustadt [ドイツ]

 ノイシュタットの外という意味だが、突然現れた飲食街地区だった。きっと話題の場所なのだろう。Koenigsbruecker Str.のLouisen Str.とBischofsweg , そしてAlaun Str.に囲まれた一角が、日曜日なのにものすごく賑わっていた。何となく人が流れて行くので、ついていき、警察官もおり、危ない地域かもしれないと、引き返そうかどうしようかと少しずつ進んでいくと、どんどん人が増えていく。
 飲食店が、お祭りさながら、道路で調理したり、缶ビールをIユーロで売ったり、本格的シェフの白衣を着たイタリアンや、インドカレーの出店、家で焼いてきたようなケーキを露天で売る人、或いは、わざわざテーブル持参で、食べ物を持ち寄ってピクニックに来ている人、バンド演奏の広場もあった。また、Kunst Passage という、ベルリンのハッケシャーマルクトのようなパッサージュもあり、静かな住宅地の外れに、凄い人気スポットがあった。決して若者だけが騒いでいるわけでなく、日曜日の昼だったので、家族連れも、観光客も沢山いた。この区画を出ると、広い公園があり、初夏の日差しを楽しんで寝転んでいる人もいて、人が全くいない静かな道路との差が、不思議でならない。
 今回初めて、中央駅近辺でなく、ノイシュタットからさらに外れた住宅地に、宿をとったので、静かな生活感を体験できた。(G)
到着日、部屋に入ると、ネコが挨拶に来た。いきなり窓から入ろうとしたが、丁重にお断りした。
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住宅地
天井が焼け落ち、透明な屋根でおおわれている教会
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さまよえるオランダ人 ドレスデン ゼンパーオパー [オペラ(海外)]

 オランダ人はプレミエだった。今回はもうネット上でチケットは無く、要問い合わせだったため、キャンセル待ちにしたが、翌日チケット確保とともに、当日引き取りのメールが来た。
 それで開場と同時にAbendkasseに並んだが、気づけば微妙に列からずれ、後ろから大集団が押し寄せてきて、ドイツ人のオバサマに、横入りするな、自分たちは、1.5時間も並んでいるんだとどやされてしまった。受け取るだけだと言うと、隣の窓口へ行けという。でも両サイドは、プレミエのためPress と Ehren なので違うのだけど、まあ暇そうだったので、Press担当者に、当日預かりチケットを取ってもらい、さっきのオバサマに挨拶し、プログラムを買って、また外の広場に出た。 出発前の関東地方は梅雨空だったが、こちらは幸いお天気が良く、青空と木々の緑が美しい。ドレスデンでは洪水も収まり、観光客もそこそこいた。終演後、21時半 でも、エルヴェ川の西に、赤い夕焼けが見えた。
 さて肝心のオランダ人、 席は最上階一列中央で、舞台はよく見えた 。序曲が始まるなり、やっぱり、東京でのトリンクスの印象と同じ、明るくて開放感のある音楽だった。席が上方なので、音が広がってしまうのか、表も裏も、影も日向も無いまま、感情をゆさぶられることもなく音楽は進み、軽い感じのドレスデンの音を聴くことになった。
 でも勿論、歌手陣は良かった。ゼンタ役Marjorie Owensは、安定感があり、絶叫も聞き苦しくなく、余裕があったようだ。ダラント役Georg Zeppenfeldの甘いバスの声は、役柄には意外感があり、良かった。バイロイトのローエングリンで、ハインリヒ王を歌っている。バスの声に、甘い感じという印象は、適切でないかもしれない。いつも楽しみな、チェックポイントの水夫の合唱は、オケとひどくずれてしまった。
 最後に新演出について。何でもありの今日、詳細は専門家に語ってもらうことにして、隣の席の大きなドイツ人が、演出家に対し巨体の力を振り絞るように、ブーと叫んだ。
 もう驚かないけれど、取り敢えず、幽霊船は出て来ず、子役のゼンタが始終登場する。糸は紡がず、次々赤ちゃんが生まれる。
 舞台を遠くから見ても感動する公演もあるのに、どうも一体感を感じないプロダクションだった。(G)
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ベルリンフィル・ラトル―戦争レクイエム [コンサート]

 ベルリン初日の晩、ベルリンフィルのブリテン・戦争レクイエムを聴いた。ブリテンはほとんど聞いていないが、とても綺麗な音楽で、所謂不協和音は感じなかったと思う。
 1962年初演当時は、メッセージ性が強かったが、50年たち、もっと穏やかに、人の心へ届く音楽として、広がっていくのではないだろうか。"レクイエム"は、きっとこれからも作曲されていくのだろうなと、作曲家が未来に残す作品のことを思った。
 オケと同じ舞台に、室内管弦楽があり、男声ソリストは指揮者の両側、ソプラノは下手の弦と管の間あたり、後部に合唱、少年合唱は、下手の高い位置で、私のEブロックからは、見えなかった。
 オケと合唱は、ずれることもなく、私の席からは、合唱の各声部がまるで一人の声のように揃ってき聞こえ、とても驚いた。声もオケも音色も、空気を震わせる生き物のようで、ベルリンフィルの透明な音色を体験できることは、本当に、幸せだと思う。(G)

BERLINER PHILHARMONIKER
SIR SIMON RATTLE Conductor
Emily Magee, Soprano
John Mark Ainsley, Tenor
Matthias Goerne, Baritone

Rundfunkchor Berlin
Simon Halsey, Chorus Master
Knaben des Staats- und Domchors Berlin
Kai-Uwe Jirka, Chorus Master
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