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ラインガウ音楽祭開幕―マーラー6番(Kloster Eberbach) [コンサート]

 ウィーンからフランクフルトまで戻り、ウィースバーデン近くのラインガウ音楽祭の開幕コンサートへ行った。Eberbach修道院のバジリカで、ヤルヴィー指揮hr交響楽団がマーラー6番を演奏した。フランクフルトに長く駐在している、日本人の友人が車を出してくれて、素晴らしい景色の中で、ドライヴしながら最高の一日となった。プログラム前半は、Anne Sofie von Otter ヴェーゼンドンクの歌。
 ここは12世紀から、19世紀の始めまで、修道院として使われて、今もワインケラーがある。博物館を見学し、クロスターシェンケのガーデンでランチ、新鮮な空気を一杯吸い、地元のワインも少し頂いた。
 15時、車で5分くらいの、Steinbergkeller ワインプローべ付きの最新式ワイン工場のツアーに参加、この手のツアーはだいたい延びるもの、今回も、30分オーバーで終了。売店に案内される訳でもなく、散会。駐車場の向こうの畑に花嫁花婿を見つけ行ってみたら、写真撮影に来ているようだった。ブドウ畑の先に、ワインバーとテーブル席があり、さっき一緒だったツアーのおじさんたちが飲んでいて、手を振ってくれた。なるほど、誘われずとも、当然飲んで行くのか。
 マラ6の一楽章の最後は残響がすごかった。一般に教会のコンサートは、大浴場のような残響になるが、ここは、どうも違う。響きが漂うのではなく、響きに形があり、立体感がある。本当に石だけだからだろうか。固さのある響きは、とても珍しい気がする。
 鐘やカウベルは、舞台でなく、客席の上手にあり、奏者はモニターで指揮者を見る。なので、いつになく、近くクリアに聞こえ、これも珍しかった。
 残念ながら、ウェーゼンドンクの歌詞は聞き取りにくかったが、トリスタンの響きは、胸が熱くなる。夏の音楽祭は格別だ。(G)
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葡萄をしぼる器械
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