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パリを出発 [フランス]

 敬遠していたシャルルドゴール第一ターミナルへは、北駅からRERで行くことにした。駅のホームでエスプレッソを買おうとしたら、コーヒー一杯 飲ませてほしいという、物乞いおばさんに捕まってしまった。ばつが悪いので、おつりの20セントだけあげたら、丁寧にお礼を言われ、次の男性にコーヒーをご馳走してもらっていた。電車を待ちながら、何度かそちらを見て、目が合ったが、しばらくすると、立ち去っていった。RERで空港へ行くのは、危険だという人もいるが、黒人労働者が多く乗車している雰囲気の問題もあると思う。元々北駅周辺は黒人が多いし、私は右岸の方がしっくりくるので、あまり気にならない。
 RERターミナル1駅からシャトルに乗り換え、空港へ到着、北駅から、40分くらいだろう。LHの機械でチェックインして、荷物預りの列に並びドロップアウト終了。美しいトイレへ行き、EU内のためか、手荷物検索もさらっと通過し、定刻に搭乗した。
 確かベルリンから戻る時は、フランクフルトで、もう一度手荷物チェックがあったはずだが、今回はなく、あっという間に、成田行き搭乗口まで来た。不思議だ。(G)
シャトルの駅
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空港カウンター
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浅い傾斜のみの洗面台、高くて温風乾燥機まで、手が届かない
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久々の第一ターミナル長距離移動
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静かなフランクフルト
パリからの日本人団体は、正午頃の羽田行きに乗り換えたのかもしれない
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パリ・オペラ座―ジークフリート [オペラ(海外)]

 バスチーユオペラ入り口階段に、人を座らせないためか、最初に階段でチケットチェックがあった。巨大すぎると言われつつも、ある意味この広々とした空間は気持ちがいい。しかし歌う人間は同じわけで、果たして声が聞こえるものか、気になる。パルジファルを聴いたときは、かなり前の席だったが、今回は真ん中あたりだ。
 1幕は、舞台全体を使っていたためか、オケの音量が大きかったのか、声が散ってしまい、テノール二人とも、よく聞こえなかった。さすらい人のバスは、よく聞こえた。フィリップジョルダンは、優雅で広大な、優しさのなかにも、メリハリがある音楽を導いていった。軽いだろうことは、想定していたが、きっちり重さも出してくれて、パリでこれなら、来て良かったと思った。
 題名役のケルルは、ドイチェオパーのリエンチとバイロイトのタンホイザーを聴いて、喉がしまったような声の印象は変わらないが、演出上、結構あちこち敏捷に動き、1幕トンテンカンも全くずれず、2幕のホルンの場面では、優雅な響きやささやくようなニュアンスにもピッタリ合った演技だった。こういうところに、こだわる人なのだろうか。
 2幕の森は秋の紅葉だった。歌うのは、舞台前方で、すぐ後ろは板があるので、皆声は良く聞こえた。
 3幕は、全体が階段になっていて、怖くないのか、落ちないか、心配だったが、ジークフリートもへたばることなく、歌いきった。
 ベルリンのような、熱烈なカーテンコールはなく、すぐにお開きとなった。私としては、最後に大きな劇場で聴いて、良かったと思う。(G)
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