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シュトゥットガルト歌劇場-Faust [オペラ(海外)]

 ミュンヘンからシュトゥットガルトに来た。大分久しぶりだ。9年ぶりか。
 フランツ・カストロフの演出で、ネットで舞台写真を見ると、バイロイトのGötterdämmerungの舞台装置に似ており、怖いもの見たさ?で、行ってみた。バイロイト以上に、精密に構築された建造物は、実物大で本物そっくりだが、架空のものだ。作品に対する確固とした思い入れが無い限り、カストロフの舞台は、豪華で美しい。汚い裏町の風景は、絶品だ。
 Sortirは地獄への出入り口、上には教会、バイロイトのワーグナー演出より、遥かに分かりやすく、違和感がない。私も色々見すぎて、感覚が麻痺しているかもしれないが、歌手も良くて、見応えある舞台だったので、まずはほっとした。
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5月ミュンヘンでの宿泊 [ドイツ]

 5月中旬と季節が良く、聖霊降誕祭の休暇とも重なり、ミュンヘンの手頃な価格のホテルは大変混んでいて、2月の時点で安宿の予約を取るのにかなり苦労した。中央駅周辺のホテルに4連泊することができず、最終的に2+1+1泊と転々とすることになってしまった。
 最初のホテルは駅のすぐそば、1階がパブの典型的ガストホフ、次は駅南側の綺麗な自称ホテルペンションで、1泊68オイロもしたが、それでも宿の人から今日なら100ユーロ、あなたはラッキーだと言われた。好意的に静かな奥の部屋にしてくれたのに、wifiが届かず、舌打ち状態だった。
 翌朝、wifiを求めてレセプション近くへ行くと、コーヒーサービスがあった。廊下の椅子でネット接続していると、レセプションにいたドイツ人のおばさまが近づいてきて、この人たちに通訳して欲しいと言う。おばさまは、英語がダメらしい。通訳を頼まれたグループは、聞けばシンガポールからで、見かけがアジア人なので、私が呼ばれたようだった。後で、おばさまが誰かに電話で、昨日からのこの、シンガポール大人男女3〜4名の“カタストロフィー“の顛末を訴えていた。朝の内容は、ごく普通の話、彼らが午後2時に出発したいと主張しているので、10時に部屋をチェックアウトし、荷物をフロントまで持ってくれば預かると言って欲しいというだけのことだった。微笑ましい、ペンション風景だ。
 最後の晩はいよいよ初めてドミトリーに泊まった。整然としており、朝食付き30オイロと格安だが、6人部屋でバストイレは廊下共同、皆熟睡していて静かだが、時々夜中に廊下で騒ぐ声が聞こえ、さすがに寝付けなかった。
 翌朝、早々に出発し、ミュンヘン中央駅のDB待合スペースに行くとピアノが置いてあり、おじさんが小さな楽譜をめくりながら、パフォーマーなのか、解説しながら、何曲か弾いて、荷物を引いて、出発していった。
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