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ドレスデン国立歌劇場ー魔笛 [オペラ(海外)]

 魔笛はどこの劇場でも人気演目だが、今回はネットで申し込んだ去年の時点で殆どチケットが残っておらず、ティーレマンのヴァルキューレよりも先に売り切れになってしまった。それで席はパルケットだが、1番はじっこである。
 行ってみると観客に子供や女性も多く華やかな雰囲気で、演出もカラフルな衣装と歌手の軽妙な演技で普通に楽しめたが、良く見る「魔笛」と少し違う印象。
 まず、笛とか鳥かごとか鍵とかの小道具が出て来ない。衣装がメルヘンチックなのに、何か少し深刻な印象がある。
 特に違和感を感じるのは、最後の場面で、合唱は舞台上には表れず、ザラストロのみが歌う。バイロイト・マルケ王のZeppenfeld。そのうち雲行きが怪しくなって、本人も慌てているうち地下に吸い込まれ(地獄落ち?)、真っ暗になって終わるという次第。カテリーナのマイスタージンガーの終幕のようだ。お客も結構あっけに取られていた。(B)

 プログラムを読んでみると、今回演出のAchim Freyerは、これまで、3本の魔笛の演出を手掛けている。 
 1982年ハンブルグでは、タミーノが神官になれるかどうか試され、一人で、また愛するパミーナと共に様々な試練を克服する夢を実現する。
 1997年ザルツフルグでは、夜の世界のヴェールを脱ぎ捨て、ザラストロの光の世界の舞台に登場するという、夢物語。
 三番目(今回)は、シュヴェツィンゲン、ストラスブール、ドレスデンの共同制作。タミーノは、三つの扉のうち、一番大きな"自然"の扉を開くが、そこには鏡があり、自分も鏡の中の世界に捕らえており、最後鏡が割れて、鏡の中の像、何もかも真っ暗になり、無に帰するという悪夢だそうだ。(G)
Musikalische Leitung Stefan Klingele
Inszenierung, Buenenbild und Kostueme Achim Freyer
Sarastro Georg Zeppenfeld
Tamino Martin Mitterrutzner
Sprecher Thomas Gazheli
Erster Priester Bernhard Hansky
Zweiter Priester Levy Sekgapane
Königin der Nacht Ana Durlovski
Pamina Carolina Ullrich
Erste Dame Roxana Incontrera
Zweite Dame Angela Liebold
Dritte Dame Elisabeth Wilke
Papageno Rafael Fingerlos
Papagena Christiane Hossfeld
Erster Geharnischter Tom Martinsen
Zweiter Geharnischter Evan Hughes
Monostatos Gerald Hupach
Erster Knabe Silas Behringer
Zweiter Knabe Philippe Tsouli
Dritter Knabe Magnus Blessmann
ビール売り場
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ライプツィッヒからドレスデンへ [ドイツ]

 ライプツィッヒ~ドレスデン間をまたバスで移動。時間は電車と同じくらいだし、何より安い。朝、借りた部屋を出るときにホストに挨拶をしたら、ライプツィッヒオペラのテノール歌手だということが判明、びっくりした。ラインの黄金のフローを歌っているという。お土産にCD(2013年生誕200年記念)をくれた。ここではヴァルキューレのジークムント、例の「ヴェルゼ~」のところを歌っている。凄い!
 バスはオペラの建物の後方、公園の横から出る。各方面に行くお客で結構ごった返している。バス自体も満員の盛況だった。
 うとうとしているうちにドレスデンに到着、中央駅裏のホテルに行くと、午前中なのに部屋に入れてくれてラッキーだった。荷物を置いて町に繰り出し、何故かドレスデンまで来て、聖母教会裏のホフブロイハウスでビールを飲んだ。
 Kulturpalastは改装中のようで、やっとちゃんとした(?)コンサートホールができるようだ。アルトマルクトのスケート場は、暖かくて氷が溶けていた。(B)
ライプツィッヒ バス乗り場
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聖母教会
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Kulturpalast
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スケート場、暖かくて氷が溶けている
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