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2015バイロイト音楽祭-ヴァルキューレⅡ [オペラ(海外)]

 幕ごとの休憩がありがたい。毎回、7,5 ユーロの水と3ユーロのコーヒーを飲むが、体は、カラカラだ。
 ヴァルキューレの舞台は比較的綺麗で、一幕二人の主役も音楽も素晴らしい。今年の席で初めて、二幕のジークムントが死ぬシーンが舞台の奥に肉眼で見えた。もう映像の類いは気にならないが、話の筋に関わる場面は、見えた方が嬉しい。また、高い所で歌うのにも、皆さん慣れたようで、全くずれないのが不思議なくらいだ。三幕もよかった。演奏にも満足。何て美しいのだろう。
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2015バイロイト音楽祭ーラインの黄金Ⅱ [オペラ(海外)]

 いよいよリングが始まると、気持ちは高まるが、体がついて行かない。昼間どうしても家族サービスせねばならないので、夕方には疲れてしまう。しかも気温は35度くらいあるのではないか、休憩なしの、2時間半がキツイと感じた。もったいない話だ。噂には聞いていたが、暑い年もあるのだ。(G)
Markgrafen書店サイン会のライン乙女、左は森の小鳥も歌うMirella Hagen
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2015バイロイト音楽祭ーさまよえるオランダ人Ⅲ [オペラ(海外)]

 2日目はオランダ人で、開演が遅いので朝から市内をブラブラする。天気は大変良く、雲1つ無い晴れで気温も相当上がってくる。35度くらいと東京並みだ。
 劇場の中もとにかく暑い。休憩が無いのでかなり堪える。背中を汗が伝っている嫌な感じで、演奏中は扇子を使うわけにもいかず(使っている人もいるが・・)、ただ耐えるのみだ。
 この演目は、音楽的にも他のワーグナー作品に比べればかなり見劣りするし、ともかく演出が軽いというか、何か底が浅くて面白みが無い。舞台セットも正直チープだ。
 特に最終場面、幕が一旦下りてから再び上がった後のオチが、あまりにも見え透いていてがっかりだ。ミュンヘンのコンビチュニー演出の閃きが全く無い。
 ニキティン騒動から始まって、指揮者も毎年変わるなどいろいろケチが付いているが、来年も続演されるようだ。ローエングリンを残した方が良かったと思うが・・(フォークトはパルジファルに移るので、主役変更にはなるが・・)(B)
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2015バイロイト音楽祭ートリスタンとイゾルデⅢ [オペラ(海外)]

 ニュルンベルク~バイロイト間の鉄道は、ただでさえ電化されていないローカル路線で、途中別の行先の車輛切り離しがあるなど本当に使い勝手が悪いが、よりによってこの夏祝祭の期間に、工事のためニュルンベルク~ペグニッツ間がバス代行輸送とのことで、あきれ果てた。
 しかも今回ペグニッツ駅で大失態を犯した。スーツケースとデイパックを持って来たが、バス⇒電車に乗換えの待ち時間、駅舎の壁に立てかけたデイパックをそのまま置き忘れてしまった。スーツケースを電車に載せる(大仕事!)のに気を取られ過ぎた。
 バイロイト駅到着前に気が付き、駅の案内所にすぐに行ったが、ちょうど12時で直前にシャッターが下りて昼休みに入ってしまい、切符売り場の職員に言っても、自分は担当でないから13時に案内所へ行けと言うばかり。さすがドイツだ・・。
 仕方なく折り返し電車に乗ってペグニッツまで戻ったところ、デイパックはそのまま元のところにあった。まあ田舎で助かった。往復で約1時間ロスしたが、何とか実害無く事なきを得た。切符はTagesticketを買っていたので、問題無かった。
 そういう訳で初っ端から大分バタバタした挙句16時のトリスタン開演に臨んだが、部分的に居眠りの出る展開となってしまった・・。
 さて、前回マイスタージンガーで大顰蹙を買ったカタリーナ・ワーグナーの新演出なので、また何かやってくれるかと変な期待をしていたが、結果意外にもおとなしかった。と言うか、かなりまとも。
 1幕は去年までのタンホイザーの実験工場の通路が可動式となって、上下前後に複雑な動きをするようなセットで、主な登場人物が行ったり来たり右往左往する。2幕は前回マルターラー演出の船底を思い起こさせる、閉鎖的な「監獄」セットで、塀の上から監視されるトリスタン一派が、これまた右往左往する。
 3幕は更に動きが少なくなり、紗幕を張った暗い舞台の上手側に横たわるトリスタンを中心に一派が囲む。トリスタンはイゾルデの幻影を見るが、この場面が大変効果的。三角形の枠の中に青い服を着たイゾルデが突然現れる。パッと現れ、スッと消えるので、最初映像なのかと思ったが、トリスタンが実際に絡むので、俳優が演じていることが分かる。突然身体が無くなり服だけになったり、首だけ無くなったり(!)結構びっくりする仕掛けもある。カーテンコールでは、黙役も舞台に並ぶので、7~8名で演じ分けていることが分かる。無表情な仮面を付けている。
 私の席からは遠くて見えなかったが、前にいた方によれば、三角の枠の部分に照明が埋め込まれており、それの点滅で処理しているらしい。トリスタンの心象を見事に視覚化している。
 全体に暗い舞台だが、各幕照明の使い方が素晴らしく、音楽を邪魔しない点も好感が持てるが、あのカタリーナにしては・・という感はどうしても残る。
 全体にマルケ一派が主導権を握り、トリスタンは無抵抗主義、イゾルデは最後死なず、マルケに強引に手を引っぱられ舞台奥に退場、ブランゲーネに至っては終始何もできずオロオロしているだけという構図になっている。
 歌手は良かった。新国で十分練習したグールドは長丁場も余裕で乗り切った。代役ヘルリツィウスも入魂の演技だった。終演後ティーレマンには大きな拍手、マイスターの時と違い、カタリーナはカーテンコールに出てこない。(当然幕の向こう側にはいると思うが・・)(B)
フランクフルト空港 ニュルンベルク乗継搭乗口
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代行バス(ペグニッツ駅)
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代行バス車内
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