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ドイツ人を上野・谷中にご案内 [旅行]

 来日中のドイツ人母娘は、友達の友達。Booking.com で宿を押さえたのと、JRのパスを持っているだけで、かなりお気楽な旅だ。移動の乗り物は全く手配しておらず、宿の送迎確認と、バスの予約は受け持ったが、来日前から、何度もメール交換しているうちに、とても心配になり、出発寸前に、私にとっても一人旅は冒険だが、私の連れ合いが、無計画な旅をとても心配していると言ってしまった。案の定、冒険派だった。行った先々の宿で、次の行程の新幹線手配を頼もうとしているので、予約した宿は、英語もあまり通じず、キチッとしたホテルではないから、東京で、できることは準備した方が良いと提案した。
 電話で伊東と山中湖の宿の送迎確認をすると、翌日何する予定か尋ねられたり、宿の方でも、外国人の客に結構不安そうだった。東京での最終日は、午前中皇居を見て、午後谷中へ行きたいとのことなので、午後上野駅で待ち合わせした。

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N響ーブロムシュテット・皇帝 [コンサート]

 ドイツから、初めて日本に観光に来る母娘3人を案内することになり、コンサートと日本食を希望され、ブロムシュテットN響を提案した。3階席C席を4枚買い、3枚は宿泊予定のホテルに予め届けて、当日は自分のオケの練習帰りにNHKホールに向かった。初対面だが、美女三人はかなり目立つ。話を聞くと、ブロムシュテットは20年くらい前にドイツで聞いたことがあり、この日のプログラムが短かったのは、マエストロがもうお年なので、これくらいが限度なのだろうと言われた。私はそうは思わなかったが、まあ、そうかもしれないと言っておいた。
 開演18:00、ベートーベンの2番はかなりの快速演奏で、スッキリしていて良かった。休憩時間に、まず、日本人は、座席に後から入って来る人のために、席を立たないことを話した。後半の皇帝は、私の席からは、ピアニストが遠く非力に聞こえ、特に心が動く瞬間もなく、19時半にはあっさり終わってしまった。
 終演後、3人を福岡地鶏の、程よいお値段の店へご案内した。鶏肉が食べられないとまずいので、予めメールで確認したところ、娘さんの一人は、鶏が大好きとのこと。ドイツのような1羽丸焼きとは違うが、ポン酢、甘辛味、モツ鍋も美味しいと気に入ってもらえてほっとした。味が濃いのは問題なく、たたきは残った。自分達だけでは、来られないところだと、とても喜んでくれた。
 個室として、どこも仕切られていたのが意外だったようで、洗面所に立つとき、さりげなく服を見せあったりしないのかと、最初に聞かれた。そういう意識はあまり無いと言ってしまったが、確かに、ドイツでは、オペラ幕間のトイレは小さな社交場だ。(G)
ベートーヴェン/交響曲 第2番 ニ長調 作品36
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
ピアノ:ティル・フェルナー
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さいたまオクトーバーフェスト2015 [ビール]

 今や日本中で年がら年中やっている「オクトーバーフェスト」だが、地元大宮でも開催とのことで、ひとりで偵察に行って来た。(実は昨年が第1回目とのことらしいが、全然気付かなかった。)
 大宮西口のソニックシティ前広場は、良くイベントにも使われ、確か昔B級グルメみたいなこともやっていた。噴水や水路みたいなところも全部板を敷いて隠して、狭いながら木の長いテーブルと椅子を置いてある。
 ちゃんとバンドも入って、皮ズボンに青白のバイエルン色の三角帽子と旗を持ったお兄さんと、ディアンドル(ちょっと安っぽいが)を着たお姉さんが、席を回って盛り上げてくれて、なかなか良い雰囲気だ。
 どこが主催しているのか知らないが、全国で開催して大分ノウハウも溜まっているようだ。ビールは少し高いけれど、これは仕方のないことだろう。(B)
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読響・第585回サントリーホール名曲シリーズートリスタンとイゾルデ [オペラ(国内)]

 先週のP席から今度はLA席に移り、見え方も聞こえ方も大分変わった。やはり、オケの演奏している様子が見られると、気持ちが高ぶる。危険な香りを放つ"トリスタン"には深入りしないように、自分を制してきた。疑問が湧いても追究せず、聴いているその時だけ、考えるようにしてきた。でも実際、ヴィオラとチェロが活躍する様子を実感してしまうと、もう他人事ではなくなり、あらがえない。
 舞台正面で聴いておらず、全体像は分からないが、舞台脇座席での印象では、先週より演奏に余裕があり、揺らぐ感じが加わって良かった。歌も良く聞こえ、イゾルデ役のレイチェル・ニコルズは、純情なイゾルデを演じ、声も通っていたように思う。アッティラ・ユン(マルケ王)の声量は凄い。2013~2914 年バイロイトでハーゲン歌っていたが、サントリーホールでは狭すぎる。東京文化の五階席まで、十分表情が伝わると思う。ブランゲーネ役のマーンケは、バイロイトのフリッカ、得な役と損な役があるが、衣装を着けなければ、可愛いらしい女性だ。素の歌手の人柄が垣間見える点でも、演奏会形式は良い。特にトリスタンに舞台は要らないと、いつも思う。先週、カンブルランは、指揮棒を持ったり、置いたりしていたが、この日はずっと握ったままだった。どちらが、本来の姿だったのだろう。指揮者が、棒を握れなくなるほど練習をつけることがあるのだろうか。余計なお世話だが、全員が一週間休んだことが功を奏した、良い演奏会だったと思う。
 今週はフライングでブラボーと叫ぶ人はおらず、観客も落ち着いていたようだ。幕切れでは、舞台を暗転させ、再び明るくなってから、拍手するよう策が講じられた。
 これで、やっと夏が終息した。さよなら"トリスタン"、来月は新国"ラインの黄金"だ。
2幕終了後
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読響・第551回定期演奏会ートリスタンとイゾルデ [オペラ(国内)]

 4月にカンブルラン氏のお話を聞き、Stuttgart歌劇場で共演したの歌手を連れて来るとのことで、密かに期待する気持ちがあったのだが、期待以上に音楽が素晴らしく、オケもよく頑張って練習してくれたと感激した。 弦楽器のffでの全力の刻みは、やはり非力ではあったが、コンマスはじめ、主席奏者の方々は、完璧だった。歌手が聞こえるよう、音量を落とすところは、よく機能していた。バイロイトと比較する必要もないが、あのオケが凄いのは、全員が、主席奏者のレベルで全力で弾くパワーなのかなと改めて思う。
 音楽は明るく、軽やかで、私にとっては、パリで聴くワーグナーに近い。つい重心が高くなる。
 席が舞台裏P席だったため、冒頭の水夫、バンダ、2幕の見張り役のブランゲーネ、3幕イングリッシュホルンなど、思いがけず、近くで聴くことができた。歌手本来の声は、後ろ側では、よく聞こえないが、クルヴェナール役の石野さんは、大健闘したと思う。
 オケの一部に出間違えなどもあったが、まず、何より指揮者が、めげずに、丁寧にオケを振ってくれてて、日本人に対する好意的な雰囲気が、感じ良い。サントリーホールで、ここまでよく準備してくれたワーグナーの演奏会は、私には初めてだ。構えず、緊張せずに聞けるトリスタンに感謝。13日も楽しみ。

指揮=シルヴァン・カンブルラン
独唱=エリン・ケイヴス(トリスタン)
レイチェル・ニコルズ(イゾルデ)
クラウディア・マーンケ(ブランゲーネ)
石野 繁生(クルヴェナル)
アッティラ・ユン(マルケ)
アンドレ・モルシュ(メロート)
男声合唱=新国立劇場合唱団 ほか

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