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Schlosspark Fantasie [ドイツ]

 Markgraein Wilhelmineの娘 Elisabeth が結婚に失敗し、後に一人で暮らしたというお城がDonndorf の森の中にある。その広大な敷地が、現在Schlosspark Fantasie という公園になっていて、お城の隣にある、1872年当時新築されたホテルに、ワーグナー一家が来て、4月から夏が終わるまで楽しく過ごしたそうだ。ここが、バイロイトの最初の住まい。今もホテルになっており、普通に宿泊できる。
 お城は中も見学できる。当時の貴族はフランス流で、お庭の噴水、良く手入れされた植木の散歩道などを見ると、お嬢様の日常が偲ばれる。でも宮殿の周囲は、ドイツ人が好みそうな、アップダウンのある森の散歩道になっており、湖には、黒鳥(黒い白鳥)やカモの親子がいた。
 ワーグナーは、ここで、黄昏のオケパートを書いたらしい。森の中を歩くと、ワーグナーも腰を下ろしたという、石作りのベンチがある。大きな木々の葉の隙間から入る日の光が、地上まで届いて光っている。光景を表現するwaldweben という素敵な言葉がある。ジークフリートの森のさざめき、そのものだ。(G)
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2012 年バイロイト音楽祭開幕 [オペラ(海外)]

 政治家や有名人が、赤い絨毯の上を歩き、にっこり微笑む姿を、カメラに収めるのが、開幕日の野次馬の楽しみだ。今年はオランダ人がプレミエなので、開演時間が2時間遅く、夕方6時。日が長いドイツでは、夕方4時5時位が、とても暑く、夜10時ごろ、ようやく暗闇が訪れる。そんなわけで、今年は、仕事が終わってからでも、見物に間に合うので、人の集合が早かったようだ。
 私は、昨年プレスの真後ろにいて、素晴らしい写真や、ニュースと同じ、メルケルさんの、動画まで撮れた。プレスの人は、もちろん、梯子に登って撮すが、すぐに降りて、後方の見物人に、空間を譲ってくれた。ところが、今年はむしろプレスの梯子で、後方からの危険を遮る役目があったのではないかと感じた。つまり、全く見えなかった。2階のバルコニーには、何人もガードマンが立ち、下を見下ろしている。勿論視界良好な、両サイドは、例年と同じだったのだろう。私の周りの人たちは、見えないとかなり文句を言っていた。でも、バイエルン放送は、そんな全く見えない人にインタビューのマイクを向け、夜9時に放送するからと、半ば慰めているようだった。
 もうひとつ、方針転換だと感じたののは、多分招待客は皆、一度は2階のバルコニーに立ったことだ。昨年は無かった。赤絨毯上に留まる時間を短くし、その分、安全な?バルコニーで、シャッターチャンスを提供してくれたのだろう。ユーロ危機、恐るべしだ。
 翌日、新聞を買ったら、某紙に古い日本の写真が掲載されていた。1900年頃の横浜の野毛とのこと。桜の季節のカラー写真だ。どこかに、羽根つきも写っているのだろうか。記事の出だしが、19世紀半ばまで、日本は今の北朝鮮以上に、閉鎖的な国だったと、鎖国に触れている。
 これは、本の紹介記事で、もっと写真が載っているなら見てみたい。132頁98 ユーロ。(G)
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