バイロイト音楽祭－ローエングリンのリハーサル

　プローベビューネ、オーケストラリハーサル、ドレスリハーサル、呼び名は色々あるようだが、衣装をつけて、舞台で行なうリハーサルを、ローエングリン３幕だけ聞いた。
　真ん中近くの座席だと、祝祭劇場の音は、正面から映画のスクリーンのように聞こえてくる。指揮者がモニターに映っているのが見えて、３幕のバンダのところは、振っていないことがわかった。ネルソンズの音楽は、ロマンチックで揺れる感じがした。この前、新国立劇場で聴いた、シュナイダーの音楽は、確かにネルソンズに比べれば、無骨な感じだ。フォークトも東京の演出より、感情表現が激しい。去年日本でも放映された例のネズミの舞台だ。
　バイロイトのオケは、何でも来い！という太っ腹なイメージがあり、指揮者のどんな要求にも応えて見せますという、意欲が伝わってきてとても楽しい。夢のような１時間だった。（Ｇ）

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