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ウィーンでイタリアンカフェ [オーストリア]

 オペラ正面の角に、ワイヤレスランが無料のイタリアンのカフェがあり、とても感じよい。はじめパソコンを持って、サーフランドへ行ったら、たまたま今はwifiが壊れていると言われ、設置のPCと料金体系も違うというので普通のカフェで接続することにした。
 ウィーンでのスタバ進出が話題にのぼったのは、もう何年前のことだろう。イタリアンも負けずに、オペラのまん前に店を出している。喫煙と禁煙に席がはっきり分かれていて、お姉さんも感じよく、トイレもきれいで最高だ。電源の続く限り無料なので、ついチップをはずんでしまう。電源が切れてから、バラ騎士の映画まで時間があったので、ジェノヴァ風のシーフードスープも注文した。サフランの香りがして、美味しかった。やはりイタリアンは元気が出る。(G)
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ウィーン散策 [オーストリア]

 下宿周辺を散策してみた。まずOtto Wagnerが設計した郵便貯金局。下宿のすぐ近くにある。
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 これもすぐ近くにあるオーストリア応用美術博物館。赤レンガの建物の中がとてもきれいだ。古くは13世紀の衣類から、現代の建築まで、たくさんの椅子、机たんす、ガラスや金の食器、磁器などが展示されている。
 昔から変わっていないのだなあと感じるレース編みや食器、新しいと感じるデザインの机、これほど多くの椅子の展示はみたことがない。
 入り口の美しいホールにはソファがあり、ゆっくりできるので、土曜日入場無料のとき休むにはもってこいの場所だろう。
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 これもOtto Wagnerの地下鉄stdatpark駅
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 同じくMajolika Haus
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  ナッシュマルクト
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 secession
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マーラーユーゲントオーケストラ [オーストリア]

 前後するが25日、ムジークフェラインでマーラーユーゲントオーケストラを聴いた。指揮はブロムシュテット。前半はアルバン・ベルクVnコンチェルト、ソリストはギリシャ人のLeonidas Kavakos。アンコールのバッハが、全く別の甘い音色で本当に美しく、大喝采を浴びていた。
 後半はブルックナー5番だが、いつも聞く版とは全く違って聴こえた。とても明るい感じで、一楽章のテーマの語尾「タラン」がキラッと輝き、たまらなく綺麗で、4楽章でまた聴けて嬉しいと感じてしまう。
 オケは、目一杯若々しく、エネルギーに満ちて、さすが若者のオーケストラだ。力があり余っている。カーテンコールのときのブロムシュテットの表情も、とても嬉しそうで、アバドの後を引き継ぐのだろうかと感じさせるほど、愛情深い眼差しで団員と喜びを分かち合っていた。巨匠の年齢に達した指揮者にとって、若者一人一人が発するエネルギーを全身に浴びて指揮することは、最高の幸せなのではないかと思う。
 初めて座った私の席は、最安席なので舞台裏上方オルガン横の舞台が見えないところだが、立ち見席の後方にある鏡に、ちょうど指揮者が映り、舞台の様子は少しわかる。
 上に上がってくるオケの音がものすごく響いて、金管も弦も限りなく力強い大音量なのに、汚い音には決してならない。ホールの魔法だろうか。初めて聴く、黄金色のブルックナーだった。弾き続けて疲れると、つい思ってしまう弦の刻みも楽しそうで、刻みであることを忘れてしまうほど、まろやかに響いていた。この席はいかがなものか、オケの本当の音は、どこで聴くべきだろうか。(G)
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ベルベデーレでクリムト [オーストリア]

 珍しく天気が良いので、ベルベデーレまで徒歩でクリムトを見に行った。ゲーテの冬期授業の最後のテーマがクリムトで、絵の特徴を説明する練習を随分させられた。
 現地では小中学生の授業として、美術館の絵の前に腰を下ろし、先生の説明を聞く光景をよく目にする。今日も定番の、カスパー・ダービッド・フリードリッヒの絵の前でそんな一行に出会った。
 以前クリムトはけばけばしいという印象だったが、授業後は関心が深まり、今回本物を見られるのを楽しみにしていた。有名な「接吻」は思っていたより大きな絵でとても美しかった。少し離れて見ると、真中の金色の部分が浮き上がり光り輝いて見える。春爛漫の花畑はちょうど今の季節にぴったり。少しくすんだ金色の背景が、遠近感をもたらしているような感じを受けた。
 クリムトの絵は画集で見ると、奥行きの無い、平面的な特徴ばかりが目立つが、実物はかなり遠近感があった。ただ、ひまわりだけはやはり平面画のようだった。
 金銀を使った絵は近くからだと気づかないが、離れて光の中でみると、驚くばかりの輝きを放つ。やはり、クリムトはすごかった。(G)
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ウィーンへ [オーストリア]

 19日から旅に出ている。通信状況が悪く、これまでメールもチェックできなかったが、本日パリに到着して、ホテルで300分の無線LANプリペイドカード買った。
 さて、マイルで獲得したLHビジネスクラスは本当に体が楽だった。人間らしくゆったり、体を横たえることができる。隣は東京に2日滞在したという、デンマーク人。明日が奥さん40歳の誕生日だからと、ダイアのネックレスと時計、口紅セットを買っていた。ダイアはネックレス、指輪、イアリングどれが良いだろうと相談を受けた。着陸間近、モニターの地図を指し示し、一生懸命この下が私の家だと説明してくれた。
 ウィーン空港からウィーン市中まではCATを初めて使った。15分で着いた。駅で聞いたら、歩ける距離だというので今回はさほど苦労せず、夜7時ごろホームステイ先に到着できた。
 住居はとても広く、真っ白に美しく改築されていて、デザインが素晴らしく、照明が豊富でありがたい。こちらは何しろ暗いので。私が使う部屋は広いがベッドはソファーベットで、今ひとつだった。
 家主の女性は50台だと思うが子供2人に孫3人。皆、市内に住んでいるそうだ。名は Gertraud、旅行好きで、4月下旬からモロッコへ行く。フランス語圏なので、言葉も勉強中とのこと。あなたも勉強中なら、フランス語で話す練習しましょうかなどと言われた。思わず、画家ですかと聞いてしまったほど、素晴らしい絵がたくさんかかっている。入り口のちょっと中国風のついたては、お母さんが描いたものだと言う。
 家の中は、さほど整然としているわけではないが、しっかりしたエレベータ付きの建物の3階で、とても静かなので、ゆっくり眠れる。ただ、部屋のカーテンが、十分ではなく、翌日ベットから起き上がった瞬間、中庭の向こう側のバルコニーで喫煙している女性に見られてしまった。
 まあ、これから何かとあるとは思うが、オペラまで天気がよければ、徒歩10分であることが、最高だ。(G)
↓成田のANAラウンジ、正面がうどん、右が携帯電話ブース
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インスブルックにて② [オーストリア]

 DBでミュンヘンとインスブルックの往復料金がとても安かった。乗ったECはヴェネチア行きで、あっという間に社内アナウンスがイタリア語になった。調べてみたら、帰りの列車はヴェローナ発だった。
 ヨーロッパは地続きでいいなあと思う。今度はイタリアに行ってみたい。インスブルックでは各国の言葉が聴こえるが、フランス語とイタリア語が多いような気がする。
 初日夕方とても天気がよく、Stadttrumに4時45分に見学したいと駆け込んだ。塔を上るのは大変だし、5時までだからダメだと言われたが、急いで行ってくるからとお願いした。とても素晴らしい景色だった。
 2日目も、夕方5時頃が一番天気がよく、空が青く、虹も見えた。やはり山の風景は心なごむ。最後にインスブルックに来てよかった。もはや生活の場と化したドイツから離れ、リゾート気分を味わい、新鮮な気持ちになれた。(G)


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インスブルックにて [オーストリア]

 2日インスブルックまで来た。ネットであらゆるホテルが満杯だったが、こちらに着いて理由がわかった。夏に向けたHochzeit Messeがあったのだ。
 今日のホテルは定価で泊まった。あまりに小さな部屋で驚いたが、大きなバスタブ付だった。確かに昼間スキーをして、夜寝るだけの山小屋風の宿泊を思い浮かべると、これでもOKなのだろう。今回の滞在で初めて安心してバスタブにつかることができて、嬉しかった。
 午後1時半、インスブルックに到着後、すぐ劇場にチケットを買いに行った。ネットでは売り切れだったが、椿姫と翌日プレミエのオルフェオとエウリディーチェどちらも難なく買えた。
 翌朝、10時に荷物を預けるだけのつもりで、モーツァルトが泊まったことで有名らしいWeisses Kreuzに移動したら、何と清掃済みの部屋があり入れてくれた。屋根裏の細長い二人部屋で、ベッドが縦に並んでいる。シングルのはずだったが、ラッキーした。山小屋の雰囲気とチロル柄のカーテンが可愛くて気に入った。少し小さいがここもバスタブ付。(G)






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ウィーンも春-ハイリゲンシュタットへ [オーストリア]

 復活祭の休暇が終わり、本格的な春が来た。ウィーンはとても暖かい。日中は20度まで上がり、オペラにコートももう要らない。今頃ベルリンはどんな気候なのだろう。南下して一気に暖かくなった。
 今日はハイリゲンシュタットに散歩に行ってきた。

 ベートーベンの散歩道も、前来たときは冬の夕暮れで心細かったが今日は違う、ほとんど人に会わないのは同じだが、黄色い連翹が特に眩しい。
 ベートーベンの家も3つ見た。その1つにはここで書いた遺書が展示してあり、録音の朗読を聴くこともできる。こんなことを言って良いのか、かなりうじうじした性格に共感する。(G)


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ウィーンフィル-ティーレマン・運命 [オーストリア]

3月25日
 ムジークフェラインでのティーレマンの演奏は素晴らしかった。席が二列目の右端だったが、指揮とキュッヘルさんがすごく良く見えて、コンマスの音は逐一聴き取れた。
 久しぶりに拝顔した表情はお年を召した感じはあるが、腕前は全く衰えを感じさせない。キュッヘルさんを敬愛する、友だちのVnの弾き方が本当にそっくりであることを発見した。 

 一曲目、モーツァルトのFgコンチェルト、ソリストはもちろん自前。Fgの音色が私の中のイメージとずいぶん違った。もっとずっと柔らかく、誉め言葉になるかどうかわからないが、サックスのような、まろやかで、美しい音だった。
 2曲目がシューマン・ライン、指揮者のしつこい注文に対し、これでどうですか?応えているようだった。面白いのはティーレマンは指揮をしながら、その瞬間に結果を要求しているように見えることだ。普通の指揮者は指示を出して、先に行く。でも彼はそこで実行してくれたことを確認してから進むように感じる。
 後半がなんと運命!この選曲はすごい挑戦だ。今回ウィーン指南して頂いた達人も、ウィーンフィルで古典的、運命を振ることのすごさを説明してくれた。本当にそう思う。また弾く方の立場からすると、運命はプロもアマも大好きな曲だ。とにかく燃える。
 ウィーンフィルも例外ではない。キュッヘルさんはもちろん1stVnのみんなも表情も弾き方も、「任せてくれ」と生き生き、思いっきり弾ききっていた。
 ムジークフェラインは建物自体が楽器のようだ。コンツェルトハウスで聴くのとずいぶん違う。各楽器の音色がパート内で熟成され、しかもそれぞれがよく分離して聞こえ、本当に美しい。終楽章への導入部分も、なにひとつ包み隠さず、見事だった。こんなすごい運命を聴けて幸せだ。

 ウィーンフィルの前に、シュターツオパーのバックステージツアーに行ってみた。日本語の時間と合わなかったので、ドイツ人用の熱心なグループに参加した。
 先日初台の新国立劇場のツアーに参加したばかりなので、何となく意欲の差を感じてしまった。物理的な話では、客席の上の階(Rang)は7人ずつの個室Rogeになっている。かつては一家族で使えるように作られたもので、コートかけもついている。
 舞台の高さ深さは新国立劇場には及ばないが、舞台袖の広い床は毎年張り替えていても、こんなにぼろぼろになるというのには驚いた。初台の舞台袖では、もうこんなに傷ついてしまったという案内があり、どうするのかと思っていたところだった。
↓オケピットより

 この劇場ではマーラーとカラヤンの果たした役割が大きいと、ミュージァムにも書いてあった。カラヤンはさておき、マーラーの時代、オペラは映画のように出入り自由で一日中テレビをつけたり消したりする感覚で劇場に人が集まっていた。
 それを止め一日一演目、パウゼも決め、そのため、雑談スペースとして、広間も用意した。また、ガス燈や舞台の火事を恐れて、客席は暗くしたそうだ。マーラーは劇場改革者であったようだ。

 25日夜のドンジョヴァンニは2ユーロの立ち見で観た。立ち見を確保してから、売り切れの座席チケットの様子を偵察に行ったりしたので、手すり席はとれず、階段の途中に立った。よく見えたが、
つかまるところが無いのはやはり厳しく何度もふらついて、危うかった。

 翌26日(日)、今日から夏時間と気づいたのは、空港行きのバスに乗ったときだった。来週と錯覚しており、危ういところだった。早すぎたと思ったバスが理想的な到着時刻で、有難かった。冬時間になる時は二回経験したが、夏時間になるのは初めてだ。宙に消えてしまった一時間は取り返すことができない。(G)


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ウィーン到着 [オーストリア]

 ずっとPCが不調でアップできなかったが、3月23日からウィーンに来ている。
 フランクフルトからウィーンの乗り継ぎ便が1時間位遅れ、ウィーン空港に着いたのが18:00、バスと地下鉄を乗り継ぎ、もたもたホテルに着いたら19:30近かった。こんなこともあるから、一日前に入っておいて良かった。
 今回マイルを貯めた、初・ビジネスクラスは快適だった。搭乗口カウンターに着くと名前を呼ばれ、行ってみたら、予約した席がパソコンを使えないので変更しましょうか?ということだった。手荷物チェックでパソコンを携帯してる情報が届いたのだろうか?喜んで変更してもらった。でも、座り心地、寝心地がよく、椅子にマッサージまでついていて、PCを開く気にならなかった。ビジネスに乗っている人の方が、がつがつ仕事もしないし、お酒もたいして飲まず、おとなしいように感じた。
 乗り継ぎ便も、非常口真横の席で、安全な席だったのだろうか。ウィーン空港では、手荷物も3番目に出てきて、すごい威力だと思った。もう当分、ビジネスに乗ることはないだろう。

 ホテルANANASは団体ツアー用のホテルで、夜発つのか、ロビーに人があふれていた。若い集団もお年寄りの集団もいて、カウンターには、予約したのに、部屋が無く、近くのホテルを紹介されている個人客もいた。
 私の部屋はツインの一人使用で、なかなか良い。廊下を歩く若者の叫び声が聞こえ、ちょっと怖い。案の定、12時前にいたずら電話があった。私はすでにぐっすり眠っていたのでひどく驚いた。はじめはフロントからの電話かと思ったが、何を言っているのか全くわからず、もう、寝ているからと電話を切った。

3月24日
 一晩寝て、さあ朝食だ。以前泊まった人から失望したという話を聞いていたが、そんなことはない。おいしいパンと新鮮なフルーツがあっただけで、私の要求は十分満たされた。
 夜、コンツェルトハウスでティーレマン指揮のウィーンフィルを聴いた。同時間シュターツオパーでグルベローバの清教徒を上演しており、こちらのコンサートにウィーンフィルを引退したお歴々も乗っていたと、その道の達人が教えてくれた。
 田園・・ウィーンフィルをドイツのオケのように、ぎゅうぎゅういわせて、良いのだろうか?力強くという指示に、キュッヘルとバルトロメイは、わかってるって!とにっこり、孫の要望に応える、お祖父さんのような、暖かな表情を見せていた。ちょうど前日、テレビでウィーンフィルを振るティーレマンのインタビューをやっており、あの右翼的ともいわれる力強さについての質問には、音楽と政治は無関係と、きっぱり答えていた。ウィーンフィル対指揮者の歴史的対立小話は、興味の対象だが、最近はビジネスライクにやるようになっているのだろうか?ティーレマンのことをどう思っているのか、本音を聞いてみたい。
 拍手に応えて、指揮台に上るときの、カッと目を見開いた、仁王立ちのような力強い表情に聴衆は喜び、その度に、拍手喝采が沸き起こった。

 衣装を運ぶ写真は新しいシュターツオパーミュージアム一帯、ミュージアム中身は歴代指揮者の業績説明と、プロダクション写真、書簡などの展示してある。
 カラヤンのことをマーラー以来、ウィーンで大活躍した指揮者と書いてあった。カラヤンの演出なんて、そのころまったく眼中になかったなあ。

番外:
 ベームの先生がワルター?ベームの最後のドンジョヴァンニにアメリカのワルターを招待して(電報)その後、後任にして欲しい?なんて手紙を書いているみたいだが、よくわからない、何せ展示している位置が高くて、小さな日本人には読めない・・事情知ってる?(G)


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