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バイロイト音楽祭ーローエングリン3 [オペラ(海外)]

 Nürnberg で電車が、1.5時間発車しなかった。その時点では何の説明もなく、理由は分からなかったけれど、後で聞いたところによれば、暑さで線路に異常が出たそうだ。下りも遅れたが、バイロイトからの電車も途中で運行中止になったようで、今回は不可抗力とは言え、DBは毎回問題を起こしてくれる。
 バイロイト市内に着いて、早速IPhoneのSIMを入れ替えた。今回よりデータだけでなく音声も可能なものにしたので、電話番号は変わってしまったが、今後別途ドイツ用携帯を持っていく必要が無くなる。でも、SIMの有効期限は2年なので、来年は買い換えねばならない。
 電車の遅れのせいで時間が無くなってきて、劇場前に開演15分前のファンファーレと共に到着、すぐsucheを開始した。殆どsucheしている人は無く、既に、終わっているかとは思ったが、恥を忍んで、チケット売り場の前まで行くと、ドイツ人と交渉中のイギリス人らしき年配のご婦人が近づいてきて、いくら迄払えるかと、まず聞かれた。チケットを見せてくれと言ったが、この値段では無いと言う。オンラインのしかも、くしゃくしゃの印刷されたチケットなので、転売出来るか分からないと、私が言うと、彼女はチケットオフィスに確認に入り、 名義変更OKとのこと。私の提示した価格で、良かったらしく、Mittellroge 席をお買い得価格で譲り受けた。印刷されたチケットは、オフィスで、名前を書き換え、スタンプを押して、サインしてもらわねばならない、
 Lohengrin は、BR-klassik でプレミエの映像を見て、ティーレマンの迫力を生で聞けたらいいなと、密かに願っていた。舞台は、何度も見たいというほどでもないが、やはり、今まで気づかない音が聞こえてきて、さすが、ティーレマン、欲を言えば、もう少し、近くで聞いてみたい。歌手は、本当に素晴らしい。完成された舞台を体験させてもらった。
 不思議なもので、何年間もVogt のLohengrin を聞き続けてきたので、あの声が自分の中に染みこんでおり、場面ごとに、さあ次は、こんな声でVogtは歌うと想像しながら聞いていたことに気づいた。正統派Helden Tenor ぽいBeczata の声と重なり合って聞こえて来てしまう。
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