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Vinke と Foster の サイン会 [オペラ(海外)]

 辺境伯書店が閉店したため、今年からサイン会会場は劇場横のSteigenbergerレストランとなった。12時20分前に到着するも、顔見知りの日本人がいるくらい、宣伝が行き届いていないのか、場所が街中から遠いからか、時間になっても、主役ふたりのサイン会にしては集まりは良くなかった。
 Foster とVinke のサイン会は、外が寒いというFosterの希望で、Steinbergerの屋内に変わった。この日、黒いスーツの彼女は、美しく魅力的だった。家族もその場にいて、この5年の間に、大人っぽくなったお嬢さんが、話題になっていた。
 数年前WeimarのSiegfriedがVinke だったことをふと思い出し、サイン会で話してみた。すると、あれは、代役で、前日、よそのプローペ、GPの後電話があり、一回歌い終えた後、Weimarに移動し、翌日本番で、とても大変だったと話してくれた。その時思い出していなかったが相手役はFosterだったようで、何年だったかと横にいたFosterに尋ねると2007年とのこと。でも私が行ったのは2011年なので、Fosterの思い違いかもしれないが、Vinkeにとっては、只一度のWeimarを聴いたことになる。その時の印象はSiegfriedが汗だくで、最後ボロボロになり、気の毒に感じたのは、あながち間違えでは無かったようだ。
http://gruen.blog.so-net.ne.jp/2011-07-12
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バイロイト音楽祭2017ートリスタンとイゾルデ(8/12) [オペラ(海外)]

 場内が暗くなって、ごめんなさいおじさんが出てきて、イゾルデ役ラングが不調のため、演技のみ行い、メルベートが歌うと説明した。Besetzungに既に書いてあるため、観客の驚きはそれほどでもなかった。
 メルベートは、舞台上手端で、譜面台に楽譜を置いて立って歌った。とても落ち着いていて、音楽も全体的に、優雅で、穏やかに進行した。ラングの演技というのがピンとこず、やはり歌わないと難しいのだろう、カーテンコールには、メルベートだけが出てきた。二幕のトリスタンとの二重唱はよく練習したとみえて、二人の距離感は全く気にならなかった。勿論離れて歌う演出もあるわけだし、どんな環境でも歌えるのが本物ということだ。マルケ王役のルネ・パペは年齢通りの風格で、今回の演出での役どころとしては、優しすぎたかもしれない。ラングだったら絶叫するのだろうなあと思いながら、穏やかなイゾルデの声に満足していた。
 ネットで取った席が気づけばMittellogeで、Ringの初年度、毎日当日券がMittellogeだったことを思い出した。奥まっているせいでオケの音が抑えられて、遠く聞こえたかもしれないと思う。席によって聞こえる音は変化する。
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