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バイロイト音楽祭2017ーヴァルキューレ [オペラ(海外)]

 第二チクルスのヴァルキューレを、5列目の端の方で見た。こんなに近くで舞台を見るのは初めてで、臨場感が違い、とても良かった。舞台の視界は狭いが、奥行が見通せたり、歌手の動きもよくわかる。
 タンホイザーの最後の年に聞いた話で、最終年は、歌手やコアも、ちょっと変わったことをして、楽しむそうだ。ちょっとしたおふざけが許されるらしい。この日のヴァルキューレでも、そんな場面があった。2幕初め、フリッカにひとしきり怒られたヴォータンが怒り心頭、左周りに一周する間に、自分の立派なあごひげをむしりとって投げた。また、ジークムントが、フンディングの館にあった自転車を倒して、騒音をたてた。ノートゥングが2箇所にあったという説もある。
 私の印象しては、登場人物たちが、とても人間臭く、確信はないが、ヴォータンが、ジークムントを倒さねばならない話をブリュンヒルデとしている時、あんなに、抱き合ったり同情しあったりしたかなぁと、気になった。映像が省略されていたという指摘もある。
 ヤノフスキの音楽は、1幕は、控え目だったが、3幕になると終始パワー全開で、すごい音量に感じた。でも、音楽で何かを語るタイプではなく、場面の状況を説明し、盛り上げる感じで、真っ直ぐな音楽だと思う。幕切れも、それほど音量は落ちなかったように聞こえた。
 辺境伯書店がなくなり、皆気になっていた、サイン会は、劇場横の、Steigenberger で行われる。
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