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エリザベートコンクール2017--Final2 [コンサート]

・Yan Levionnois
 フランス人で、数々のコンクールに通っている。かっこいいWebページを持っていて、それによると新作の楽器と弓を使っているようだ。Instrument : Patrick Robin

・Aurelien Pascal
 この人もフランス人、コンクール歴も凄いし、日本でもコンチェルトやリサイタルをやっている。
Instrument : Charles-Adolphe Gand (1850)

 今日の席は2Rのバルコニーの舞台に一番近い端の最後列。柱の横に、ちょうどソリストと指揮者の視界が確保できる。審査員の先生方を見ていると、細川作品のスコアを真剣に見ている方、ただ静かに座っているだけのように見える方、様々だが、教育者と演奏家の違いのようなものかなと思った。
 この日、二人の演奏を聴いて思ったのは、審査員の先生方が嫉妬するような音楽が、一位になるのではないかという感覚。自由曲は、自由におやりなさい、でも、委嘱作品は、念入りに聴きましょう、とでも思っているかのように、自由曲が終わっても、特に反応はないが、細川作品の後は、お隣どうし、話している様子が見える。
 二人目のPascal さんは、演奏家として完成されている印象で、キャリアアップの為に来たタイプだろうか。細川作品も音づかいに工夫があり、ショスタコも、素晴らしく、拍手がすごかった。二次予選でも感じたが、ソリストに合わせオケは変化するので、素晴らしく調和のある、ショスタコだった。
 Levionnoisさんも、勿論素晴らしいが、ドヴォコンで、審査員の先生方をうならせるような演奏を披露するのは、なかなか難しい気がする。オケをリードするようなドヴォコンを、今後聴くことが出来るだろうか。

この日の視界
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細川作品の打楽器 ティンパニ上の黒色のりん?の音色が美しい
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審査員席の後ろに細川先生
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ナミュール散策 [ベルギー]

 コンクールは夜8時からなので、昼間ナミュールを訪ねてみた。坂道ばかりで、人の多い観光地ブリュッセルから少し離れるには、ちょうど良い距離で、街を歩きだすと、何だかほっとした。生活感があり、普通の平らな町で、お店も結局ドイツの町と同じチェーン店も多い。お昼時だったこともあり、行き交う人達はのきなみ知り合いのようで、店で、カフェで、親しげに何人もと、挨拶をかわしていた。
 駅は外観を残し中はとても新しい。昔を知らないが、リエージュ駅がすごく綺麗になったのと、同じ感じなのだろう。ドイツ鉄道と違う、デザイン性があると感じた。
 地球の歩き方通り、徒歩での城砦(Citadelle)を上った。色々なルートがあり、行きは緩やかに、帰りは気づいたら、城砦の中を歩いていた。古代からの要所であるが、城砦は17世紀のものらしい。

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市庁舎 正午に盛大な鐘の音、二度繰り返し国歌??
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