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エリザベートコンクール 2017 -- Final1 [コンサート]

 エリザベートコンクール2017本選が、ベルギー国王ご夫妻ご臨席のもと、開幕した。入場したオケが立ち上がると、客席は後方を向き、拍手。すると貴賓席に、国王ご夫妻が入場され、弦楽器のチェロ以外は、立ったまま、国歌が演奏された。管楽器の位置は見えなかった。国歌のメロディーは知らなかったが、15年前、ベルギーの演奏旅行で準備したベルギーの曲のイメージがよみがえった。これが、ブラバントの音楽だったのだ。
 今日はコンチェルトがシューマンとショスタコーヴィッチで、細川先生の新作は15分程度の小品なので、意外と早く10時15分くらいには終わった。ドボコンを弾く人は4人いるが、同じ日にはなっていない。
 本日ひとりめはSihao Heさん、中国人。アメリカで勉強して若いが数々のコンクールで好成績を納めている。Instrument : Carl Becker
 二人目は、Brannon Choさん、アメリカ人だが中国系だと思う。更に若くコンクール歴も凄い。
Instrument : Antonio Casini (Modena, 1668)

 今日の席は2Rang の横で、演奏している姿は、斜め前の2人のご婦人の、美しい扇子にさえぎられ、殆ど見えなかったが、この位置での音色の違いは判る。細川作品については、二人とも特に個性の違いはわからなかったが、審査員の先生がたの中には、Remeditation だけ、身を乗り出して聴いている方もあった。
 Heさんは、一次予選から、良くメディアに登場している。テクニックが抜群で軽快、三階席まで、シューマンの細かなパッセージがクリアに聞こえた。ショスタコ1番を弾いたChoさんの音は、曲相応に重いが、優しい音で、迫力もあった。隣の男性にどちらが好みか聞かれたが、目的は、6/1なのでと、やんわりPRした。
 開場前、プログラムを見ながら座っていると、向かいのオランダ語の女性二人が、あっちに座っている人は、Yuyaじゃないかと、プログラムを指さしている。確かに黒髪でスマート似てないとも言えないが、すかさず、ここには来ませんと口を挟むと、そうか、作品のイメージングをしているのかと、納得したようだった。セミファイナルまでいた出演者とおぼしき人も聴衆にいた。
 ここでは、結構オランダ語の方が、沢山聞こえる。町の中でも、あっ、ドイツ語かなと思うと、一つのグループでオランダ語とフランス語両方で、話していることがある。
 ブリュッセルの人達は、外国人にも、優しい気がする。パリのように、フランス語に固執していないので、細かな話は、片言の英語も丁寧に聞いてくれる。でも、たいがい、仏語も少しは分かるだろうという、前提の気がする。
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