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ダリ美術館とリンデンオパーの工事現場 [美術・博物館]

 いつからあったのか、個人の収集したダリの美術館がポツダム広場にある。入ってみると、所謂シュールな大作ではなく、もっとデザイン的なリトグラフなど、家にも置きたいような静かな作品が多かった。ドンキショット、トリスタンとイゾルデ、カルメンなど、オペラ舞台の場面のリトグラフが美しい。有名な白黒映画らしいが、「愛の死」の音楽を使った、美しいが不気味な短編映画が上映されていた。音楽に惹かれて見てしまったが、私のような想像力欠如の者には、難しい映像だった。
 日常的な作品という意味では、1968年のダリがデザインしたオリンピックメダルがあった。またフランスのSNCF(国鉄)の観光キャンペーンポスターだろう、土地の題名のついた、控え目な作品もあった。アルプスのリトグラフが気に入った。
 アップした写真は道路に面して拡大ポスターのように張ってある。蝶が黄色い地面に立っている作品は、SNCFのRoussillon 。
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 ここの作品は私物なので、絵ハガキは作っていない。写真撮影も禁止で、自分の中に印象を留めおくしかない。後でネット検索したら、アルプスの本物は9700ドルだったが、コピーなら、15ドルで買えるようだった。
 次にずっと建築中のシュターツオパーの様子を見に行った。去年は仮囲いで、何も見えなかったが、やっと正面が綺麗に幾分ピンク色がかって、姿を現していた。私は、2013 年に建築現場のツアーに参加したが、今もまだやっており、寄付のつもりで、もう一度、2時間15 ユーロで行く価値があるだろうか。(G)
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ベルリンシュターツカペレ―エロイカ [コンサート]

 何年も工事中だった気のする、Gendarmenmarktが美しく甦っていた。以前はコンツェルトハウスの中央の階段テラスは立ち入り禁止だったが、終演後は、景色を見ながら広い階段の赤絨毯を優雅に下りられるようになった。ここは、本当に美しい広場で、立つだけでほっとする。
 Widmann の作品では、ティンパニィの外側をバチの逆側で擦ったり、縁をコツコツ叩いたりと、少し和太鼓の縁の音に似ているところがあった。
 バルトークは、2楽章用の打楽器が舞台前方に用意され、バレンボイム自らマイクを取って、一楽章は、後方の普通のパーカッションを、2楽章で、前方の一団が活躍すると説明した。この打楽器的ピアノ演奏の為に、シフほどの人が駆り出されるところが、さすがバレンポイムだ。拍手に答えて、バルトークぽい曲をアンコールに演奏してくれた。
 エロイカは、生き生きと、楽しげな演奏だった。繰り返されるメロディラインの最後クレッシェンドでアッチェルランドするのは、リングでも同じマエストロのアプローチだ。音楽が何とも言えず若々しいのも、バレンポイムの特徴ではないだろうか。音が明るくて、踊りたくなるスウィィングする感じが魔法なのかもしれない。(G)
指揮:Daniel Barenboim
ピアノ:András Schiff
JÖRG WIDMANN »Con brio«
BÉLA BARTÓK Klavierkonzert Nr. 1 Sz 83
LUDWIG VAN BEETHOVEN Sinfonie Nr. 3 Es-Dur op. 55 »Eroica«
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