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ベルリンシュターツカペレ―エロイカ [コンサート]

 何年も工事中だった気のする、Gendarmenmarktが美しく甦っていた。以前はコンツェルトハウスの中央の階段テラスは立ち入り禁止だったが、終演後は、景色を見ながら広い階段の赤絨毯を優雅に下りられるようになった。ここは、本当に美しい広場で、立つだけでほっとする。
 Widmann の作品では、ティンパニィの外側をバチの逆側で擦ったり、縁をコツコツ叩いたりと、少し和太鼓の縁の音に似ているところがあった。
 バルトークは、2楽章用の打楽器が舞台前方に用意され、バレンボイム自らマイクを取って、一楽章は、後方の普通のパーカッションを、2楽章で、前方の一団が活躍すると説明した。この打楽器的ピアノ演奏の為に、シフほどの人が駆り出されるところが、さすがバレンポイムだ。拍手に答えて、バルトークぽい曲をアンコールに演奏してくれた。
 エロイカは、生き生きと、楽しげな演奏だった。繰り返されるメロディラインの最後クレッシェンドでアッチェルランドするのは、リングでも同じマエストロのアプローチだ。音楽が何とも言えず若々しいのも、バレンポイムの特徴ではないだろうか。音が明るくて、踊りたくなるスウィィングする感じが魔法なのかもしれない。(G)
指揮:Daniel Barenboim
ピアノ:András Schiff
JÖRG WIDMANN »Con brio«
BÉLA BARTÓK Klavierkonzert Nr. 1 Sz 83
LUDWIG VAN BEETHOVEN Sinfonie Nr. 3 Es-Dur op. 55 »Eroica«
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