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新国立劇場ーヴォツエック [オペラ(国内)]

 楽日に行ってきた。2009年の新国立劇場以来、他の劇場で観る機会もなく、見ていて苦しいこのオペラを追い求めてはいなかった。思えば、この4年余りの間に、悲惨な社会の出来事も数多く、不合理な現実に、自分が鈍感になったようにも感じた。
 終演後、たまたま当日演奏したオケメンバーの複数の方から残念な話を聞いてしまった。指揮者グンター・ノイホルトはに振り間違えが多々あったらしい。私たちは睡魔と戦いながらの四階席で舞台を覗き込んでいたので、ピットまでは見えなかったし、アルバン・ベルクの音に詳しいわけでもなく、特に言いたいことも無いというのが、正直なところだった。でも、舞台近くで聴いたお客さんには、きっと、ピットの内情が分かったと思う。ここ何年か、期待せずに足を運ぶのが当たり前になっており、来年度は、心満たされる公演を聴きたい。(G)
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