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コニエチュニー、クールマン氏に聞く [オペラ(国内)]

 二人の歌手について、何も下調べせず公演に行き、翌日、インタヴューを聞いた。特に驚いたのは、コニエチュニー氏はポーランド人だが、最初俳優をしていて、ワーグナーはおろかオペラも全く聴いたことがなく、ドイツ語も喋れなかったということだ。(今回のインタビューは全てドイツ語、非ネイティブには完璧に思えた)
 クールマンさんはオーストリア人で、ドイツ語は母国語であり、ワーグナーをレパートリーにするのは当然とのこと。初めはリートが専門、ヴェーゼンドンクの歌は15年も歌っていると。ワーグナーのドイツ語の言葉そのものが文学的で、言葉として興味深いと、作品を歌うことの重要性を強調されていた。クールマンさんは、来年以降も、上野で、ヴァルキューレのフリッカ、ジークフリートのエルダ、黄昏のヴァルトラウテを歌う予定。今回のエルダは歌手の交代により歌うことになったそうだ。
 お二人ともご自身が歌いたい役を歌うという、強い意志が感じられた。表現者としての価値をアピールしたいという印象だった。さすが、ヤノフスキが選んだ歌手陣という感じがする。演出のある舞台を拒み演奏会形式を推奨するヤノフスキ氏、今回の上演を一週間で仕上げたそうで、伸び伸びリラックスしているように感じたとコニチュニー氏が言っていた。
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