SSブログ

ローエングリン トークセッション - 新国立劇場 [オペラ(国内)]

 6月ローエングリンのプレミエに先立って、演出家シュテイクマン氏と美術・衣装のロザリエ女史のトークセッションがあった。両名は、1994年~1998年のバイロイト・リングの舞台に関わっていて、今年新国立劇場の舞台を担当するということは、昨年のバイロイト音楽祭関連の地元記事にも載っていた。
 ロザリエ氏は、光で移り行く時間や空間を表現するらしい。また、エルザのウエディングドレスは素晴らしい自信作とのこと。
 一切の写真や映像は出なかったが、最後に過去に演出したバイロイト・リングの舞台映像を少し見せてくれた。私は勿論、見たことが無かったので、ジークフリート2幕の森の場面を沢山の傘の間を通る光で表したところと、ヴァルキューレの騎行で、上空を前後左右に動きながら歌う場面が気に入った。今のメトロポリタンの舞台のヒントにもなっているのかなとふと思う。
 来年からバイロイトのリングが新演出で始まる。この僅かな映像を見て、実は舞台より音の方に強烈に反応した。あの空間でリングを聴きたいと強く想い、体に力が入った。(G)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽