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ライプツィヒ歌劇場-ニュルンベルクのマイスタージンガー [オペラ(海外)]

 休憩時間に地元ライプツィヒのワーグナー協会が出店を出しており、日本の協会員だと言ったら喜ばれて、会報など資料をくれた。お土産にマイセンのワーグナーのポートレートを買った。(12オイロ)
 この劇場では、以前にパルジファルとトリスタンを観たことがあるが、演出はコンサヴァで、照明を使った舞台の色彩感の変化を見せていたぐらいという印象だった。ところが、このマイスタージンガーはオペラハウス設立50周年記念の新演出(2010年10月プレミエ)ということで、今までにない新鮮さがあった。
 演出に、ペーター・コンヴィチュニーの影響があったのかなと思わせる、客席で歌ったり、鏡を使った客席との一体感などの演出があった。最後、ハンス・ザックスが心臓麻痺で倒れるのには驚いた。3幕ではこれからもいろんなアイデアが出てくるのだろう。
 ウルフ・シルマー指揮、ゲヴァントハウス管弦楽団の音楽は、行進曲風で、堂々としており、久しぶりに、今時のサラサラと流れるのではない、ワーグナーを聴かせてもらった。2階席は全ての楽器の音が分離して聞こえて、その分歌は遠くなってしまうが、小さい劇場なので、視野が広くて、開放感がある。
 ハンスザックスにブレンデル、ヴァルターにフリッツ、エヴァにクリスチャン・リボを招いているのに、客席はがらがらで、なぜかライプツィヒ歌劇場は今ひとつなのが、もったいない。(G)
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