低気圧の通過とやらでひどい強風で、傘もあっという間に壊れるほど。美術館でフェルメールを見てから、ゼンパーに向かった。
R.シュトラウス最後のオペラで、日本で殆ど上演されていない。今回急に来たため、CDも聴かず、台本すら読まずに、舞台を観てしまい、ついていけなかった。ただ、モーツァルトのような、数人の重唱が素晴らしかった。舞台の隅々に散らばって歌っても美しくハーモニーが響いていた。こんな間近で聴かないと、こんなにはっきり聞こえないのだろうと感心した。
ただ客席はがらがら、平土間の高い席ほどまばらででもったいなし。(G)