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読響ーコルンゴルト・ヴァイオリン協奏曲 他 [コンサート]

 連休に何かコンサートは無いかと、連れ合いが「ぶらあぼ」で読響・コルンゴルトVnコンチェルトを見つけ、行ってみることにした。改装になって初めての芸劇、三階席だが、音が柔らかく、癒される響きに聞こえた。耳の老化かもしれないが、この頃刺激に弱くなった。
 自作の三つのハリウッド映画音楽のテーマを、コンチェルトのそでぞれの楽章に採り入れているそうで、その発想には驚いた。コルンゴルトにとっては、映画音楽の方が新しく、その新しいテーマを、古典的なスタイルで共有するのは、何とも先進的だ。後生の人間からすると、クラシックを聞いて、映画音楽を連想するという感覚は、誰でも一度位あると思うが、実際は過去に映画音楽がクラシック採り入れたというのが、正解である。意図的に両者の仕切り取り去ったような、コルンゴルトの発想は、本当に新しく、驚くばかりだ。個人的には、元の映画を知らないので、普通のクラシック音楽として聞こえた。
 コンチェルトのソリストはヨーロッパで勉強した韓国人の若い女性で、ミュンヘン国際コンクールで優勝している。ドイツ音楽財団から楽器を貸与されており、テクニックも華もある女性だ。ブラームスピアノ4重奏のオケ版は、連れ合いの好みだ。(G)

指揮=クリスチャン・ヤルヴィ
ヴァイオリン=パク・ヘユン
ジーン・プリッツカー:「クラウド・アトラス」交響曲から(日本初演)
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ブラームス(シェーンベルク編):ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 作品25(管弦楽版)
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