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ウィーン・フィル首席奏者によるマスタークラス <弦楽四重奏> [コンサート]

 キュッヒル氏の、クァルテットのマスタークラスを聴講した。オケの練習帰りだったので、遅れて会場に入ると、何となく行きづまった、重たい雰囲気が漂っていた。選曲が難しく、何と、ベートーヴェンの大フーガ。カルテット結成一年未満で、大きな挑戦だった。
 二組目は、朗らかな雰囲気の女性たちで、ベートーヴェンの6番、気づけば、どちらもB-Durだ。こちらの組は、9年目。さすが、音程も弾き方も揃っている。レッスンにも慣れているようで、講師の指示に、即座に反応できる。音は軽く綺麗で、4人で一つの楽器のように聞こえる時もある。が、繰り返すとちょっと退屈。
 自分に酔っているという指摘を何度か受け、思考する緊張した音が苦手のようだった。メロディーを口ずさむように、楽器でも自然なフレーズィングするようにとも言われていた。そのために、フィンガリングもボウイングも自ずと決まって来るという流れだ。楽譜を消化し、自然で変化に富む音楽を奏でる、私もそんな音楽が聴きたい。(G)
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