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N響-シモン・ボッカネグラ [オペラ(国内)]

 E席当日券でこの作品を初めて聞いた。外はかなりの強風で、10分早く13時50分開場となり、席について舞台を見ると、かなり太った足下の危ういおじいさんが譜面台の高さを調整している、と思いきや、サンティ氏ご本人がファーストバイオリンのパート譜をチェックしていた。
 演奏はN響の潜在能力を存分に発揮していたように思う。指揮者も歌手陣も暗譜、プロンプター、合唱指揮者も勿論いない。
 ドミンゴのボッカネグラが素晴らしいという話を友人から聞いたことがある。音楽はとても美しく、出だしのささやくような音に、魅了された。イタリアでの、本物のヴェルディの音を指揮者が実現したかったのだろう。休憩後、2幕の前に、オケのメンバーを立たせたのは、サンティがN響に満足していたからだと思いたい。歌手に身内を優遇するので,ちょっと...という話を聞いたことがあるが、私たちも、この日は、友人の身内の吉原輝さんの、パオロを聴きに行ったのだ。
 ヴェルディ作品その物の好き嫌いはあるが、歌も音楽も美しいと思えたので、出かけた甲斐があった。(G)
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