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クリムト展、ウィーン・モダン展 [美術・博物館]

 クリムトの絵画とオットーヴァーグナーの建築は、2008年ヴィーンに滞在したときに、かなり時間をかけて見てまわった。でも今回のクリムト展には、普通図書館の書庫に保管されているような下絵や、クリムトの家族の作品もあり、何より、原寸大複製のベートーヴェン・フリーズは見事だった。現地では天井近くに展示されされており、細部まではよく見えないが、今回の展示の高さだと、お子さんでも、かなりはっきり見えるのではないだろうか。女の三世代の老婆の手が、自分とそっくりで驚いた。(上野 東京都美術館)
 ヴィーン・モダン展では、入るとほどなく、皇帝ヨーゼフ2世の有名な肖像画がある。どの角度から見ても左足が見る人に向いているように感じるあの絵画だ。オットーヴァーグナーの建築物の写真は懐かしかった。市長の椅子は、素晴らしい。応用美術博物館のヴィーン工房の椅子は現代と同じようだ。フリーゲの肖像のみ、写真撮影OKだった。こちらはクリムトだけでなく、ヴィーンの変遷を一緒にたどるような沢山の作品に出合い、満足して外へ出た。(六本木 国立新美術館)
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