SSブログ

LFJ ウラル・フィルハーモニー・ユース管弦楽団 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 [コンサート]

 音楽仲間とくつろぐ恒例のLFJ、今年は宮田大さんのブラームス・ドッペルコンチェルトを選んだ。5000席あるAホールの二階席前方は初めてで、どんな風に聞こえるのかと皆思っていたが、意外とオケの音が響き、ソリストの音も聞こえて、視界も良く、気持ちよく楽しめた。
 ドッペルコンチェルトのチェロは、力で弾くというイメージだったが、宮田さんはとてもやさしく美しい音色で歌って演奏してくれた。Vnの方はイメージ通りの力技で、ガリガリ弾いていた。本来は二人の弾き方を揃えるのが理想だが、この手のお祭りではこれで十分だ。宮田さんの音はいつも朗々として、室内楽でも全エネルギーを込めて弾かれる。巨大な会場で弾くには相当力のあるソリストでないと客席にとどくものは希薄になってしまう。仲間皆、改めて実は美しい曲だったと認識を新たにした。
 終演後すぐ、CD売り場で宮田さんのサイン会があり、とてもにこやかに対応され、個人別の写真撮影会まであった。宮田さんは音楽家とては勿論、人としても円満な方のようで、お客さんを大事にしてくれるのはうれしいものだ。

ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」op.9
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 op.102
オリヴィエ・シャルリエ (ヴァイオリン)
宮田大 (チェロ)
ウラル・フィルハーモニー・ユース管弦楽団 (オーケストラ)
フアド・イブラヒモフ (指揮者)

 その後、ワセオケの無料コンサート「フィンガルの洞窟」と、「ラコッツィ行進曲」を聴いた。技術的にも素晴らしい上に、調和のある音を求め、お互いを聞きあう姿勢には感服した。フィンガルのアンサンブルは完璧、ラコッツィも金管を抑えた大人の演奏で、現代の主流である力まない綺麗な音は、最早アマチュアオーケストラの域を超えており、ますます驚く。アマチュアは技術でなく情熱だと教えられた時代は前世紀のこと。皆さん普段どんな練習されているのか、本当に見事なオケだと思う。
E57F0256-16DA-4FCE-9ADD-7A38B6691A11.jpeg
5DE7B128-79E1-43F8-A07B-0C120DCAE645.jpeg
0EE522E9-EC9F-43D7-972D-779F2B50AE2D.jpeg
A601CAC1-414C-4E8A-B6B5-DA6901802A19.jpeg
421C0DE9-BEC3-4059-9C39-0B5F7A11DF6B.jpeg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽