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シュトゥットガルト歌劇場の新作「地震」オペラについて [講演会]

 「地震」という言葉に敏感になった今日、地震のオペラという題名に反応し、ドイツ文化会館に討論会を聞きに行った。
  これまで、ヨーロッパの歌劇場のインテンダントが、宣伝に来た講演を結構聞きに行ったが、この日のシュトゥットガルト歌劇場は、聴きに来て欲しいとは決して言わなかった。あくまで、ドイツ文化センターの催しであり、日独双方向の同時通訳付き、劇場の経済的苦労にはふれない、創造的な演劇の話しであって、現在制作中という、興味をそそる企画だと思った。
 会場の客席が扇状で、日本のボックス式の椅子の並べ方とは違い、オペラハウスを連想する。二人の演出家として紹介されたのは、インテンダントのWieler 氏(ヨッシ.ヴィーラー)、ドラマトゥルグMarabito氏(セルジオ・モラビト)、舞台美術のViebrock氏(アンナ・フィーブロック)、脚本家のBeyer氏(マルセル・バイアー)、作曲家の細川俊夫氏、読響指揮者でもあるのCambreling氏(シルヴァン・カンブルラン)、司会は森岡実穂さん、それぞれの立場での話が聞けた。この劇場の舞台が先進的であることは、個人的には10年以上前ツァグロセク音楽監督時代からのイメージだったが、今では、現在人の心に響くことをを第一に、劇場に関わる歌手、コーラス、スタッフ、一人一人が芸術激責任を持って、仕事していることが、この劇場の特徴であるとのこと。(Wieler氏の言だったように思う)
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