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日本音楽コンクール講評 [コンサート]

 18日の毎日新聞に、先日行われた「第80回日本音楽コンクール」の講評が掲載された。
 チェロ部門の講評は藤原真理さんのご担当だが、他の部門のように個人名を挙げてのコメントは無かった。ただ、「自ら生み出す音程を和音の中で捉えている人が少ない・・和音は西洋音楽の要」という部分は、1位の岡本侑也さんへの褒め言葉ではないかと、密かに思っている。最終予選得点を見ると、二次予選でただひとり一柳慧のコズミック・ハーモニーを選んだ岡本さんが、素晴らしかったことがわかる。本選の得点では、審査員の先生11名のうち10名が岡本さんに最高点を付けていらした。
 点数で全てを言い尽くせないが、総合点で2位と29点の差があり(バイオリン部門27点、ピアノ部門14点、ホルン部門7点)総合で343点も全部門で最高点だった。全部門の入賞者の中から選ばれる増沢賞、チェロ分門の徳永賞、弦楽器部門の黒柳賞を頂いた岡本さんの演奏を、たくさんの方が聴いてみたいと思っているのではないだろうか。「音楽の友」12月号、コンクール本選の記事の中でも、岡本さんの音楽の素晴らしさを言葉で説明して下さっている。(G)
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