ドレスデン市内散策 [ドイツ]
オペラが始まるまでツヴィンガー宮殿をゆっくり歩いた。ツヴィンガー宮殿の美術館へ入るのは15年ぶり。絵画館、陶磁器館、科学数学館がセット券になっている。15年前は館内撮影厳禁で、それでも係員の居ないところで、皆撮影していた。私もやって見たら運悪く見つかり、当時はデジカメだったので、消しました、カメラと示したところ、係の女性が、そのカメラ(ソニー製品)は自分には分からないと言われた。現在撮影は問題無い。
今回は磁器に興味があった。以前NHKでマイセンの磁器の歴史番組を見て、アウグスト2世のことが気になっていた。お抱えの磁器職人がマイセンのお城に幽閉され、命がけで白い磁器を完成し、次の代が白磁で微細な彫刻のようなフォルムを完成させた。すると、その次世代の後継者として選ばれた人は白い磁器に色彩を施したいと、アウグスト2世に進言した。2代目はアウグスト2世が馬に跨った巨大な像を白磁で作る筈だった。ミニチュアが美術館に残っている。アウグスト2世の磁器の動物園は有名だ。3代目の技術者も重用するのだが、必要以上に2代目の作品に色を加えないよう、指示したそうだ。
壁に掛かっている、彩色された鳥たちは、写真撮影の一瞬の動作を捉えたようなデザインになっている。足で獲物を踏みつけていたり、枝を這う虫たちは、リアルすぎる。
お向かいの王宮Grüne Gewölbe にもついでに入った。殆ど綺麗になっていたが、まだ修復中で、展示場所が離れている。展示品は良く覚えていた。別な場所で見た青い円形マントはやはり美しい。
ちなみに、絵画館にあるはずの修復されたフェルメール「手紙を読む女」は、日本を手始めにずっと貸出中で、コピーが1枚貼ってあるだけだった。きっと世界中を廻って、美術館の財政に貢献しているのだろう。https://gruen.blog.ss-blog.jp/2022-02-10
今回は磁器に興味があった。以前NHKでマイセンの磁器の歴史番組を見て、アウグスト2世のことが気になっていた。お抱えの磁器職人がマイセンのお城に幽閉され、命がけで白い磁器を完成し、次の代が白磁で微細な彫刻のようなフォルムを完成させた。すると、その次世代の後継者として選ばれた人は白い磁器に色彩を施したいと、アウグスト2世に進言した。2代目はアウグスト2世が馬に跨った巨大な像を白磁で作る筈だった。ミニチュアが美術館に残っている。アウグスト2世の磁器の動物園は有名だ。3代目の技術者も重用するのだが、必要以上に2代目の作品に色を加えないよう、指示したそうだ。
壁に掛かっている、彩色された鳥たちは、写真撮影の一瞬の動作を捉えたようなデザインになっている。足で獲物を踏みつけていたり、枝を這う虫たちは、リアルすぎる。
お向かいの王宮Grüne Gewölbe にもついでに入った。殆ど綺麗になっていたが、まだ修復中で、展示場所が離れている。展示品は良く覚えていた。別な場所で見た青い円形マントはやはり美しい。
ちなみに、絵画館にあるはずの修復されたフェルメール「手紙を読む女」は、日本を手始めにずっと貸出中で、コピーが1枚貼ってあるだけだった。きっと世界中を廻って、美術館の財政に貢献しているのだろう。https://gruen.blog.ss-blog.jp/2022-02-10
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