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東京春祭 ブラームス弦楽六重奏 2番・1番 東京文化会館小ホール [コンサート]

 春祭での川本嘉子さんのブラームス室内楽シリーズは、第5回とのことで、今年は弦楽六重奏、小ホールは満席だった。クァルテットプラス2名でなく、純粋にソリストだけでの六重奏を聴くのは初めてかもしれない。
 数少ない練習で、ここまで聞き合える集中した音が生まれるとは驚きだ。ソロのメロディーが猛進して、難関を突破する時、2nd Vn, Vlaの若者達の動きは、あたかも、ジャンプしてメロディに飛び込み、ハーモニーを支え、時には音楽をリードして、ソロが燃え尽きると次の楽器のソロに橋渡する勇ましい救急隊のような役割に感じられた。各々方の名器の音色は溶け合って響き、会場は緊張と興奮のるつぼとなった。こんな熱演で、ハーモ二が濁らないアンサンブルを聞けるのは幸せだ。チェロだけ1stを交代し、2番を岡本さん、1番を向山さんが演奏した。
 実は岡本さんを聴きに行ったのだが、キャリアに関係なく、皆さんの唯ひたすら最高の音楽を体現することを使命とされている、素晴らしいソリストのオーラを感じることができた。
 次の岡本さんの演奏は、5月関西フィルとの、ドヴォコンの共演になる。

ヴァイオリン:竹澤恭子 成田達輝 
ヴィオラ:川本嘉子 戸原 直 
チェロ:向山佳絵子 岡本侑也
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