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全日空羽田〜フランクフルト便 [旅行]

 ルフトハンザと共同運行の全日空羽田発フランクフルト行きの便を、初めて利用した。夜中に出発するのも初めてのことで、まず、浜松町からのモノレールも国際空港内もかなり空いているのに驚いた。     
 英語中心のANAにとっては、目的地ニュルンベルク空港はドイツ国内というだけで、チェックインカウンターの女性は空港名すら読めなかったが、チェックインからパスポートコントロール、搭乗口まで、スムーズにあっという間で、一度羽田便の楽さを知ってしまうと、もう成田は嫌だと思った。
 機内も、LHとは違う。リクライニングの椅子が動きづらく、私以外何人も諦めたお客さんを見た。搭乗後出されたものは、コンビニにあるような、三角のサンドイッチと320mlの水のペットボトル。ワゴンの飲み物は、ゼクトもウーロン茶もないが、美味しい特製かぼすのジュースがあった。
 皆直ぐ寝たようで、6時間経過しら頃から、時々2lの水のペットボトルをもって乗務員が回った。乗客はほとんど日本人で、おとなしい。日本時間で、朝8:30になったとき、朝食まで、温かい飲み物は無いのか尋ねると、4分お待ちくださればと、美味しいコーヒーを入れて来てくれた。LHは、一人分ずつのコーヒーは対応しない。機内プログラムは、クラシックファンにはLHの方が好ましく、新譜のCDをはじめ、オペラやシンフォニーも選択肢が多い。でも全日空には、落語があった。そう、ウオシュレットもついていた。等々。
 予定より早く朝5:30 にフランクフルトに到着。これだったら7:10の乗り継ぎにも十分間に合ったが、大事を取って1本後の便を押さえてあったので、ラウンジで休んだ。
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紀尾井 明日への扉5 岡本侑也(チェロ) [コンサート]

 以前より楽しみにしていた岡本さんの紀尾井ホールでの初リサイタルへ行った。ドボコンの後一旦ミュンヘンに戻り、この暑さの中再度来日、演奏家もスポーツ選手も、世界を飛び回る人達の、健康管理は大変だ。そんなこと、全く関係ないかのような、素晴らしい演奏だった。
 岡本さんの音楽には、一つ一つの音に広がりがあると思う。音には、始まりがあり、どこかへ向かい、そして消えていく。でも、演奏しながら、一つ一つの音の生い立ちを耳で聞き届けていることは、とても難しいと思う。気づかぬうちに、音を発したとたんに次の音に関心が向いてしまうことが多い。
 ベートーヴェンはしなやかさが際立ち、シューマンは、ともすれば、テーマのフレーズの繰り返しに、またかと感じる演奏もある中で、もう一度、もっとそのフレーズを聴きたいと惹き付けられる。デュティユーは、益々洗練され、初めて聴く岡本さんのプーランクも、生き生きとして、どんな時代の音楽とも対話できる表現者だと、つくずく感じる。日本を出て、ミュンヘンでドイツ以外のそして音楽以外の文化に接し、表現したいものが、どんどんふくらんでいるのだろう。「無限の可能性」とは、今の岡本さんにふさわしい言葉だ。
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