「わ」の会コンサート vol.9 Leiden [コンサート]
8月に亡くなられた飯守泰次郎氏の教えを受け継いで、新しいワーグナー歌手を育てるという場が「わ」の会の使命となったと、愛弟子の城谷さんの言。故飯守先生に捧げられた、最後のタンホイザーの巡礼の合唱は素晴らしく、一節だけだったが、池田先生のハレルヤが、力強く響き感動した。
今年のテーマはLeiden(苦悩)であり、先ずトリスタンとイゾルデを連想するが、前半では、初期作品のリエンツィと恋愛禁制からも苦悩の場面が歌われた。個人的には、恋愛禁制の当該場面は、苦悩に感じられるが、リエンツィの方は、劇全体が困惑しているイメージで、感情表現としては、まだ未開拓な時代だと思う。
歌手は、皆さんそれぞれ素晴らしく、男声は年々貫禄がついて堂々として来る。やはり経験が歌手を育むものだと感じる。イゾルデ代役の中村真紀さんは、既に全幕制覇されているのだろうか。ブランゲーネ役の高橋華子さんは、演技も慣れていらっしゃるご様子で、安心して聞くことが出来た。其々頑張って活躍していただきたい。
コーラスが入ると、歌う場面の選択肢が増えて、プログラムも豊かになり、楽しいと思う。
今年のテーマはLeiden(苦悩)であり、先ずトリスタンとイゾルデを連想するが、前半では、初期作品のリエンツィと恋愛禁制からも苦悩の場面が歌われた。個人的には、恋愛禁制の当該場面は、苦悩に感じられるが、リエンツィの方は、劇全体が困惑しているイメージで、感情表現としては、まだ未開拓な時代だと思う。
歌手は、皆さんそれぞれ素晴らしく、男声は年々貫禄がついて堂々として来る。やはり経験が歌手を育むものだと感じる。イゾルデ代役の中村真紀さんは、既に全幕制覇されているのだろうか。ブランゲーネ役の高橋華子さんは、演技も慣れていらっしゃるご様子で、安心して聞くことが出来た。其々頑張って活躍していただきたい。
コーラスが入ると、歌う場面の選択肢が増えて、プログラムも豊かになり、楽しいと思う。
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