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ライプツィヒのご夫妻から一期一会のご招待 [ドイツ]

 ライプツィヒ歌劇場のツアーで知り合ったご夫妻からご招待を受けた。私のスケジュールを見て、この日の昼食しか無いという事で、慌ただしく決まった。そのご夫妻はワーグナー協会に友人がいてBad Lauchstädt 100分リングの遠足にも来られていた。お子さんの一人が日本人女性と結婚し、レーゲンスブルック在住と言うことで私に興味を持ってくれた。お住まいは、15番の市電でオペラから20分ぐらい離れただけだが、とても静かで完全に田舎だった。1カ所にスーパー・病院・文化施設全てが詰まって用が足りるとのこと。壁崩壊後直ちに土地を買ったので、今は地価が2倍になっているそうだ。ご夫妻はもう80を超えているが、ご主人は何と今話題のガスパイプラインの元技術者だった。10年間ロシア語を勉強していたが、赴任先がウクライナだったので全く通じなかったとのこと。これには驚いた。
 初対面の時聞いた話しで、お子さんの結婚式のとき、日本のスーパーでウオッカを売っていて、驚き、ホテルで相当飲んだという話と、これで繋がった。ご主人の交際範囲が広く、昨日も自転車で旅行中の友人が立ち寄ったそうだ。大学の友人とは今も各地持ち回りで、集まっている。旅行もたくさんしていて、ご夫妻ともお元気で近くの湖で、今も泳いでいるとのこと。
 手土産の花束を選ぶ際、庭にはお花が一杯なのだろうなと思ったのだが、何となく日本にはない、自然な花束を選んだ。でも、庭には果実樹を植え、収穫を楽しんでいた。向日葵も一本入った花束で、自分の好みにピッタリだと、一応言ってくれた。
 金曜なので、お魚料理、朝採りのHimbeere(木苺)手作りのMohnkuchen(ケシの実のケーキ)もご馳走になり、帰りに木苺を瓶に詰めてお土産に渡してくれた。雨で近所を散歩できなかったが、本当に静かな地域で、自然と隣合わせに暮らしていて、こういう現実が、ドイツ各地に、ごく当たり前にあるのだ。
 大きな電気店に用事があるとのことで、帰りにご夫妻も一緒にオペラの前まで市電にのり、奥様が隣で町の歴史的建造物を説明してくれた。
 夜は、トリスタン、素晴らしい一日だった。
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諸国民戦争記念碑
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昔のメッセ会場
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